結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

回廊亭殺人事件 / 東野圭吾 著

書評日:2006.8.8(火) 回廊亭殺人事件 考察 回廊亭殺人事件 一大で莫大な財を築き上げた一ヶ原高顕が亡くなった。遺産の分配方法について書かれた遺書の発表に旅館「回廊亭」が選ばれ、遺言発表の日、一ヶ原一族と本間菊代が集まった。そこで菊代はある復讐…

同級生 / 東野圭吾 著

書評日:2006.8.8(火) 同級生 主人公、西原は野球部に所属する高校生3年生。ある日、同級生の宮前由紀子が亡くなった。噂によると、彼女は子供を宿していたという。心当たりのある西原は事故について調べ、自分が子供の父親であることを周囲に告白する。西原…

秘密 / 東野圭吾 著

書評日:2006.8.6(日) 秘密 考察 秘密 妻と娘を乗せたスキー場行きのバスが転落した。妻は亡くなり、娘は意識不明。一度に愛するものを失った主人公、杉田平介は途方に暮れる。植物人間になる可能性があると言われていた娘は、奇跡的に意識を取り戻したが…。…

ゲームの名は誘拐 / 東野圭吾 著

書評日:2006.7.31(月) ゲームの名は誘拐 考察 ゲームの名は誘拐 人生という名の「ゲーム」に勝ち続ける男、佐久間はあるきっかけから誘拐「ゲーム」に手を出すことになった。2003年に公開された映画「g@me」の原作。 主人公、佐久間の一人称で描かれる物語…

放課後 / 東野圭吾 著

書評日:2006.7.25(火) 放課後 考察 放課後 私立の女子高の数学教師である前島は、2学期から何度か命を狙われていると思える出来事に遭遇する。偶然が重なった可能性もあるため校長に口止めされていたため、警察には連絡しなかったのだが、ある日同僚の教師…

嘘をもうひとつだけ/東野圭吾 著

書評日:2006.7.23(日) 嘘をもうひとつだけ この物語の主題は嘘 考察 嘘をもうひとつだけ 東野作品ではおなじみの加賀刑事と犯人のかけひきを4編、加賀刑事と友人の話を一編収録した作品。どの短編も「嘘」が主題となっている。 加賀刑事の出てくる他の作品…

変身 / 東野圭吾 著

書評日:2006.7.4(火) 変身 考察 変身 ごく普通の生活を送っていた主人公、鳴瀬純一は、事件に巻き込まれて頭を銃で打ち抜かれてしまう。そして彼は世界初の脳移植手術を受けることとなる。手術は成功し、一命は取り留めたものの、純一は自分の性格が変わっ…

加藤淳の本 さんまのスーパーからくりTVプレゼンツ

書評日:2007.1.25(木) 加藤淳の本 さんまのスーパーからくりテレビでおなじみ(だった?)、加藤淳さんの本。すっごく好きです、加藤淳さん。 アマゾンマーケットプレイスにてもの凄く安値で売っていたので思わず購入してしまったのだけど、何でこの値段な…

盤上の敵/北村 薫 著

書評日:2006.5.25(木) 考察 盤上の敵 主人公、末長純一が外出中、末長宅に猟銃を持った男が立てこもり、妻、友貴子が人質にされた。舞台は警察とワイドショーのカメラに包囲された「公然の密室」と化した家。純一は妻を無事救出するため、犯人と交渉を始め…

ロミオとロミオは永遠に / 恩田陸 著

書評日:2006.10.15(日) ロミオとロミオは永遠に 考察 ロミオとロミオは永遠に 近未来。新地球へと人類が移住した後の旧地球では、日本人だけが化学物質や産業廃棄物の処理のために残されていた。人々の唯一の希望は身内を「大東京学園」の卒業総代にするこ…

三月は深き紅の淵を / 恩田陸 著

書評日:2006.8.9(水) 三月は深き紅の淵を 考察 三月は深き紅の淵を 「三月は深き紅の淵を」という本を巡る物語、4章構成。恩田陸の最高傑作と言われる「麦の海に沈む果実」、およびその登場人物に関わる物語「黒と茶の幻想」に繋がる物語。今後この本から…

黒と茶の幻想 / 恩田陸 著

書評日:2006.8.16(水) 黒と茶の幻想 考察 黒と茶の幻想 大学時代、同級生だった利枝子、彰彦、蒔生、節子の4人は、卒業から十数年経った後の同窓会を機に、Y島への旅を計画する。森を歩き、美しい謎を語り合う4人。その心の中でそれぞれが考えていたこと…

ライオンハート/恩田陸 著

書評日:2006.11.19(日) ライオンハート 考察 ライオンハート ロバート・ネイサンの「ジェニーの肖像」のオマージュ作品。時間を超えて何度も巡り会う男女を描いた美しいラブストーリー。 題名から、SM●Pの曲を思い出してしまうことから、読むのを敬遠してい…

木曜組曲 / 恩田陸 著

書評日:2006.11.27(月) 木曜組曲 考察 木曜組曲 作家、重松時子が亡くなった後、毎年同じ時期に時子の家「うぐいす館」で時子を偲ぶ会が開かれ、時子と「縁」がある5人の女性が集まっていた。時子が亡くなってから4年後、薬物自殺と言われる時子の死の真…

街の灯/北村薫 著

書評日:2006.6.1(木) 街の灯 考察 街の灯 時は昭和七年。氏族出身の上流家庭・花村家にやってきた若い女性運転手。「わたし」こと花村英子は『虚栄の市』のヒロインにちなみ彼女をベッキーさんと呼ぶことにした。「わたし」とベッキーさんとの日々を色鮮や…

蛇行する川のほとり/恩田陸 著

書評日:2006.9.4(月) 蛇行する川のほとり 考察 蛇行する川のほとり ある夏休み。少女達は川のほとりにある家で、演劇祭に向けて舞台背景の絵を作り上げようとしていた。それぞれのヴェールに包まれた少女達の、儚い美しさを描いた作品 著者は少女漫画のよう…

月の裏側 / 恩田陸 著

書評日:2006.11.13(月) 月の裏側 考察 月の裏側 九州の水郷都市で失踪事件が3件立て続けに起こった。不可解なことには、失踪した人は皆、失踪中の記憶を無くして家に戻ってきた。事件に興味を持った元大学教授の協一郎は教え子の多聞と娘の藍子を呼び寄せ…

puzzle / 恩田陸 著

書評日:2006.8.20(日) puzzle 廃墟の島で、変死体が3つ見つかった。3つの死体は死亡推定時刻がほぼ同一時刻。一体何がこの島で起こったのか?二人の検事が事件の調査のために訪れ、謎を解き明かそうとするが…。六番目の小夜子の主要人物、関根秋の兄、関…

ぽっかぽか / 深見じゅん 著

書評日:2006.7.26(水) ぽっかぽか 考察 ぽっかぽか 雑誌「YOU」で連載され、TBSの昼ドラにもなった、ある家族の物語。ちち、はは、あすか、3人家族の田所家は今日も幸せ一杯です。 何故か、本日は少女漫画?をおとりあげ。「悪女」でもおなじみ深見じゅん…

失はれる物語 / 乙一 著

書評日:2006.8.9(水) 失はれる物語 お薦め短編 考察 失はれる物語 乙一らしさが光る短編集。文庫版は全8編(あとがき含む)。 彼は物語を漫画のような雰囲気で書く作家であると思った。短編だから尚更そう感じるのかもしれない。 それにしても、彼の発想は…

MAGIC KIYOSHIRO THE BEST / 忌野清志郎

レビュー日:2006.7.30(日) MAGIC KIYOSHIRO THE BEST 曲の感想 口笛 デイドリーム・ビリーバー い・け・な・いルージュマジック サラリーマン Ruby Tuesday 総評 考察 MAGIC KIYOSHIRO THE BEST 清志郎のソローワークス&他アーティストとのコラボ曲を集め…

The Bends / Radiohead

レビュー日:2006.9.5(火) The Bends 好きな曲 High and Dry Fake Plastic Tree 考察 The Bends 「Creep」の大成功でその名を知られたレディオヘッドのセカンドアルバム。バンドサウンドが全面に打ち出された、名曲揃い。 ファーストアルバムの時点ではシン…

Village Green Preservation Sociaty / the Kinks

レビュー日:2007.5.19(土) Village Green Presarvation Sociaty 考察 Village Green Presarvation Sociaty 音楽シーンがハードロックやサイケに向かう時期に発表された、アコースティック色の強いキンクスのアルバム。名曲揃いだが、時代が時代だっただけに…

Rubber Soul / The Beatles

レビュー日:2007.2.11(日) Rubber Soul 考察 Rubber Soul 前作「HELP」発表から4ヶ月後に発表された、ビートルズの5枚目のオリジナルアルバム。楽曲はアコースティックの色が強く、コーラスワークを多用したサイケ感がある。1965年作品 久しぶりにビートル…

Zeitgeist / the Smashing Pumpkins

レビュー日:2007.8.5(日) Zeitgeist 考察 Zeitgeist 90年代オルタナティヴ・ロックを牽引していたバンド、スマッシング・パンプキンズ(スマパン)の再結成アルバム!オリジナルのメンバーはビリー(Vo&G)とジミー(Dr)のみだが、スマパンらしさは健在! いつの…

singles / Suede

レビュー日:2007.1.12(金) singles 考察 singles 1989年結成、1992年、デビューシングル「Drowners」で注目を集める。耽美的なボーカルとタブーを散りばめた歌詞で後にネオ・グラムというジャンルを築き上げたバンドのシングル集。このアルバム発表後に活動…

the castanets / ザ・カスタネッツ

レビュー日:2007.8.14(火) the castanets 考察 the castanets 傑作小作品「Through」以来、5年ぶりのアルバム。今のところ通販かライブ会場でしか購入できません。。 カスタネッツの最新作を遂に購入した。普通のCDショップじゃ買えないのである。ゆえ、通…

口内炎にまつわる話を掘り出してきた。

口内炎に纏わる話 口内満身創痍 夏風邪 喉痛地獄 考察 口内炎に纏わる話 本日のメインブログのお題が『口内炎』なので、その序論として昔のブログから口内炎に纏わる話を引っ張ってきました。 口内満身創痍 2006.10.28(土) 大学4年生 ガムを噛むと高確率で口…

Don't Make Me Wait / LOCKSLEY

レビュー日:2007.7.22(日) Don't Make Me Wait 考察 Don't Make Me Wait 自らを「ビートルズ×ガレージロック」と評するニューヨーク出身の4人組バンドの1作目。60年代メロディハーモニー炸裂。 どこでピンと来て購入したかは、バレバレですよね。 かつ…

Spilt Milk / Jellyfish

レビュー日:2007.1.7(日) Split Milk 考察 Split Milk ポップ史に残る名盤。Jellyfishのセカンドにしてラストアルバム。邦題「こぼれたミルクに泣かないで」 スモールフェイセズのようなガツガツした音を聴いてるとポップなのが聴きたくなるもので、久しぶ…