結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

ラ王との思い出。生麺タイプの商品の終了直前に食べてみたけれど、なんの感慨も湧かなかった。

2010.8.8 社会人4年目

 

生タイプカップラーメン、「ラ王」が8月で発売終了するそうだ。普通の乾麺タイプが年々美味しくなり、売り上げが落ちていたからだとか。

 

学生時代から久しく食べていなかったので、終わる前にと買って食べてみた。

 

 

ラ王

学生時代の一人昼食時、安いカップラーメンを食べると気持ち悪くなるので、ちょっと高めのカップラーメンを選んでいたとき、ラ王はその候補として度々あげられ、食す度、やっぱり美味しいなと思っていたのだが、今回はそうでもなかった。

 

味覚の変化なのだろうか?食後、生産終了を惜しむ気持ちか無かった。

 

ラ王との思い出

どんな経緯だったかは忘れてしまったのだが、大学時代に私と母と弟とで昼食にラ王を食べたことがあった。

 

リビングのテーブルの上に、「しょうゆ・みそ・とんこつ」の3種のラ王が並び、私と弟はそれらを一心に開封した。

 

はてさて私たちは何を思ったか、すべてのスープ袋を同じ場所に置いてしまった。袋には味の種類が書いておらず、袋の色の違いで判別するしかないようであった。

 

スープが一種類であったならば、そこまで困惑しなかったのだが、スープには粉末スープと液体スープがあり、組み合わせ次第では大惨事を引き起こす可能性があったのだ。

 

私と弟は顔を見合わせ、お互いの記憶とスープの色・匂いを頼りに、袋の組み合わせを思い出そうとした。

 

「みそ」はその独特性ゆえ比較的容易に判別できたが、問題は「しょうゆ」と「とんこつ」である。当時のラ王の「しょうゆ」は醤油豚骨であり、スープの匂いから判別できなかったのである。

 

ちなみにそれぞれが選んだ味は

私 = みそ

母 = しょうゆ

弟 = とんこつ

であった。

 

この時点で私に自分の味が確保できているが故の緩慢があったことは否めない。

 

母はこの一連のやり取りを知らないから、間違えてもどうにかなるよどっちもとんこつはいってるし味もだいじょうぶなんじゃないうんぬん…と弟を説得し、私たちはラ王を作り上げた。

 

数分後、卓に着き一口目を啜った母は、

「あまりおいしくないわねぇ」

とおっしゃった。

 

この時ほど母に申し訳ないと思ったことはない。

 

考察

ほんと、ラーメン好きねえ…と数えきれないぐらい何度も言ってる気がします。なんで昔のブログはこんなにラーメンが出てくるのか。

 

www.rao.jp

 

結局、ラ王というブランドは生麺であることをやめただけで、2019年現在も健在のようですね。ラーメンに全く興味が無くなった現在ではどうでもいいことなのですが。