2009.8.1 社会人3年目
客先から帰還し、風邪気味なので 雑務整理したら帰宅しようとした午後6時。 月曜日に客先に持っていく予定のモノが、 いつごろ完成するかお客さんに問われ、 それを担当していた後輩が、8時と答えた。
後輩よ…
はて? 先週末に完成していて、 あとは月火で検証をするスケジュールだったはずでは? かかっても木曜ぐらいまでは終わらなくてはいけないはずだと思うのだけど。
嫌な予感がする。
今週は、毎日お客さんのところに出掛けていたので、 じっくり見てあげる時間がなかった(仕事を渡したのは僕ではないのだけど、知っている部分ではあるので気になっていた)。 それでも、見る時間を設けて疑問点がないかを聞き出し、 質問を投げていたのだけど…。
「問題なく順調です。」 の言葉を鵜呑みにしたのがまずかった。試しに後輩の作ったモノを動かしてみると、 動く以前の問題だった。
すなわち「全くできていないに等しい」のである。 これ8時に終わると思ってるのか!?
ある意味、緊急事態である。 残っていた先輩と僕で、 後輩の作っていたモノを検品すると、 8時どころか来週の月曜日にも間に合わないぐらい改修が必要であることが判明した。
急ぎお客さんに謝罪。必ず来週の月曜日に持っていかなくてはいけないものではないので… と言ってくれたので、スケジュールをずらしてもらった。
さて、この段階で怒ったり、嘆いたり、愚痴ったりしても仕方がないので、(落ち着いてここからのミスを減らすことが大切だと思うゆえ) 平常心を保ち3人で緊急ミーティングを行った。 どのように作ったのか、 どこが理解できていないのか、 をヒアリングする。
言い訳先行になる後輩の回答を適度に切り、大切なところをまとめつつ、役割分担し、難易度の高い部分を僕と先輩が請け負うことにする。
開始から1時間程度で僕と先輩の担当部分は改修完了し、終電間際に後輩の担当部分が完了。 結果、作業は1日遅れ程度で済み、まずは一安心。
帰宅時に後日反省会を行うことを予告する。嵐の前の静けさのように穏やかに宣告すると、後輩の顔は青ざめた。虚偽報告に延滞隠しに病人に労働を強いるという罪は重いのだ!!
その2日後
2009.8.3
週末、風邪気味にもかかわらず、後輩の仕事を手伝った際に燃え尽きたのか、休日はほぼ一日中病床に臥していたため、本日の朝は早起きであった。
爽やかな朝の訪れかと思いきや、 痰交じりの咳がでる。 白血球の骸の味がして、 なにやら胸騒ぎがする。
たまには朝のニュースでもみようかと思ってテレビを見、暫くぶりに占いコーナーを眺めていたら、運勢が最下位であった。 テンションがめっきり下がる。
通勤電車は17分遅れで到着し、乗車後道中ものろのろ運転。果ては入るホームがないというアナウンスが入り、下車駅目前で暫く停止。
いつもより長い通勤時間を経て作業場へ辿り着くも、着いた途端、「解読不能なエラーメッセージが生じた」とお客さんからの連絡が入り、息つく間もなく客先へ。
絵に描いたように、 良くない出来事が立て続けに起こるのだ…。
さらに午後からは頭痛に見舞われ、阿呆のミスジャッジに苛々させられ、カカリチョーの不備に苛々させられ、頭痛が酷くなるばかり。
帰りの電車では、 咳が酷くなり苦しんだ。
明日はいいことあるといいな。 なにはともあれ、さっさと風邪を治したい。
考察
3年目の私、偉いな。上司も後輩もひどいと「自分がなんとかせねば!」という想いが強くなるのかもしれません。それがいいのか悪いのかは別として。
できないなら嘘をつくのではなく(嘘をついているつもりはないのかもしれないけど)「できない」と言ってほしいですよね。そして自ら勉強してほしい。