結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

使えない男だね!

2005.4.28(木) 大学3年生

 

こんな気持ちになるのは
悲しいから?
悔しいからだ

 

 

本編


こんばんわ、使えない男でございます。私にこの称号を与えた女性の話をしたいと思います。

 

昨晩私はスーパーでバイトをしておりました。基本は店内品出し、雑用を主な仕事とする、「グロサリー(食品部)」なのですが、レジの店員不足により、混んだときはレジにはいるようになっています。

 

昨晩7時50分頃、店内放送でレジに呼ばれました。「こちらへどうぞ」と並んでいる客に声をかけ業務開始。

 

はじめのお客はおじいさんでした。スキャニングを疾風のごとく片づけ(昨日はさえていました)。そして「○○円でございます。」ここまでは順調でした。

 

ここでおじいさんがお金をなかなか出してくれないのです。

 

小銭入れを

じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっと

見ていらっしゃいます。で手でがさがさと…。

 

しばらく(3分ぐらいかな?)たった後小銭で出すのを諦めたのか、お札を出して一件落着。

 

お次のお客に深々と頭を下げ

「大変お待たせいたしました。いらっしゃいませ」と言った後、そのお客の持ってきた商品が薬局お取り扱いのものだったので

「お客様、申し訳ございません。こちらの商品は薬局でお会計お願いします。」と丁寧に対応。

 

すると、むっとした顔で
「だって薬局いないのよ!」
年は55~60歳ぐらいの女性でございました。

 

そこで後ろのレジの人が
「薬局レジお願いします」
と放送してくれたので

 

「申し訳ないです。今薬品レジの方お呼びいたしましたので…。」
と答えてるとすかさず

 

「やってよ!」
と言われてしまったので

 

「申し訳ないのですが、こちらのレジではお取り扱いできない商品なんです。」
と深々と頭を下げました。

 

それでも
「だからさ、やってよ!何分待たせたと思ってるのよ!?」

「はい、まことに申し訳ございません。ですがこちらのレジでお取り扱いできないんですよ、ただいま薬品レジの方お呼びいたしましたから、申し訳ないのですがそちらで…。」

「じゃ、アンタやってよ!」

は?

「だから、あっちのレジでしかできないんでしょ!?だからあっちでアンタがやってきてよ!」

 

その女性の後ろにもお客が並んでいらっしゃいます。矛盾してはいませんか?自分が待つとこんなに怒るのに、人を待たせるのはいいんですか?

 

「あ、でも薬品レジの方、人を呼んだんで…」

「だからやってよ!こっちはずっと待ってたんだから!!」

 

こちらの商品は薬品レジでお願いします。食品レジではお取り扱いできません。って書いてありませんでしたか?
いや、普通いなかったら見るはずです、見えるところにあるんですから。レジに、そして薬品コーナーの入り口に。

 

「ほら、やってきてよ!さんざ待たせといてそりゃ無いじゃないの!!」

「はい、申し訳ございません。」

もはやこれしかいえんだろう

とうとうプチっといってしまわれたのか、最後に私に罵声を浴びせて、薬品レジの方へ向かっていかれました。

 

「だから!、もう!ほんっっっとに使えない男だね!!!!!!」
使えない男を拝命いたしました。


今まで、レジミスなどで文句言われることはありましたが、失敗する以前の問題でここまで言われたのは初めてです。しかも初対面。

 

また、自分は態度等で文句をいわれてもつまらないので、あいさつ、愛想等に気を配っています。しかしこんなことでここまでいわれるとは…。思いもよらないです。

 

この女性。店のカードを持っていた(商品と一緒においてた)ところを見ると結構店に来るお客であろう。ならば薬品は薬品レジでということがわかっているはず。

 

もちろん店の方にも問題はある。人手不足とは言え、薬品レジに周辺に人がいないのはどうかと思う。何度も薬品コーナーの商品を食品レジに持ってきてしまうお客さんがいるのだから、それなりに対策(例えば呼び出しボタンなるものをつけるとか)すればいいのだが…。

 

不条理なことで怒られ、また精神的に深いダメージを負いました。正直悔しい。いきなりに殴りかかられて、罵られて、こっちには為す術がないわけですから。

 

救いだったのは
次のお客さんが
「あなたが悪いわけじゃないのにねぇ…、ほんと…。」
と声をかけてくださったことです。

 

ほんと ありがとうございます ですよ


ま、オチとしては
そのお客さんが出したカードが、別のスーパーのカードだったことですかね。

 

「あ、あの…すいません、このカード…。」

 

きまずい きまずい。

 

考察

またバイトの愚痴話ですが、ご容赦を。この時の経験があったからこそ、私は「モノ」を覚えたと言っても過言ではありません。それまで、食材とかお菓子とかそういったものは親が勝ってくるものでしかなかったわけで、それが自分の取り扱う「商品」になったわけですから、エポックメイキング的な経験もさせてもらったわけです。

 

今でも商品のバーコードがどこにあるのか感覚で分かりますから。まったく得することありませんけど。

 

またスーパーで働きたいか?おそらく店にとってはかなりの戦力にはなるでしょうけど、二度と働きたくありませんね。