結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

悩んで×3

2005.5.5(木) 大学3年生

 

君の目にはどう映る?
僕の中のメランコリーは
みえてしまうかい

 

 

本編


眠れない夜に一人で考え事をします。で、巡る巡る。考え。

 

朝起きると忘れてしまうこともしばしばですが
考えることが生きる上での永遠のテーマなので何かのきっかけに思い出します。

 

で今回、思いだしました。


いつしか友達について考えてたんです。
まず、携帯いじって

 

こいつは「友達」
こいつは「知り合い」

 

ってなんかしょうもないことをやってたんですね…。
で、今度は「友達(もしくは知り合い)」から見た自分について考えてみたんです。

 

…。

 

自分、友達じゃないんじゃない?
誰の友達じゃないんじゃないの
誰も自分のこと友達だと思ってないんじゃないの

 

って悲しむ。酔ってるわけじゃないのに涙がでてくる。

 

でも、そう考えてしまう理由があるんです

 

1、そういやぁ 自分の話あんまりしてねーや
2、自分がいなくてもかわらないだろう(その人にとって)
3、自分ってなんだ?

 

で弱気になったところで
でも、こいつは違うだろうって
ああ、でもそうかって
迷って情緒不安定
そのまま睡眠へ…

 

しばらくして
久しぶりに「友達」の一人に会う予定ができました。
とっても楽しみだったのですが、会う日が近づくにつれ
だんだん不安になってきました。

 

会ったってつまんないかも…
沈黙が続いたらどうしよう…

 

大切な「友達」だから大切にしなくちゃと思うあまり、
「当たり障りのない」態度を取ることに徹しようとして
友達を演じることになってしまう。

 

そんなのは嫌だ

 

嫌だとわかっていたって
相手に不快な思いさせたくないし
相手と気まずくなってしまうもいや
で、嫌われるのがこわい…

 

で案の定

過大なプレッシャーに押しつぶされぎこちなくなりました。
「どうしたの?元気ないじゃん?」
声をかけてくれたけど
悩みがそれとうち明けられないのが つらい

 

きっとそんなこと言ったら
「なにそんなこときにしてんだよ。」と
笑ってくれるだろうけど
それも恐いので 言えない

 

「いやなんでもないよ」
と苦笑いするしかなかったのです。

 

しかし、しばらくして不意に言った友の言葉は忘れません
「いやー、久しぶりじゃん?だからさー、微妙に緊張してんだよねー。ぎこちなかったらごめん。」


それは自分の不安に気づいていってくれたのか
友が本当にそう思っていったのか

 

この一言で解放されました。
僕の悩みのループに切れ目が入って
友との会話にリンクしたんです。
僕らはその話題でしばらく盛り上がることができました。

 

もう嫌っていうほど悩んだって解決しないのに
一言言ってもらえただけで解決してしまうんだから
人の悩みって不思議なもんです。

 

きっかけの一言いうのって恐いし、結構勇気がいるもんだと思うんです。

 

何言ってんの?
とか
は?そうなんだ
とかかるくあしらわれたり
しそうじゃないですか
でも、この一言は
自分を信頼して言ってくれたことだから
彼は僕を信頼しているということがもう幸せなんじゃないですか
「友達」は
苦しいものじゃあなくて
一緒に幸せになろうっていうもんじゃないですか

 

自分の言いたいことをぶちかましてしまえ
とはいいませんが
相手を信頼して言う一言は
相手に「信頼されてる」という幸せを与えることじゃあないでしょうか


なにかひとことのきっかけで
気づくものが幾通りもある
と思ったんです。

 

考察

正直、この過去の自分の文章を読むのって物凄く恥ずかしい行為でもあるんです。これは載せられない、これはどうか?うーむやっぱり恥ずかしい。そんなものばかりなんです。でも、恥を忍んで載せてるんです。この勇気、是非とも称えていただきたい。

 

ここで会った友人が誰なのか、もはや思い出すことができません。そして、久しぶりに人と会うときは確かに緊張しますが、現在は「とにかく楽しもう」と思って会うので、この時みたいなセンチメンタルな気持ちは懐古する対象となりました(思い出せるけど、そのようになることはないという意味で)

 

ちなみに、私は現在、この頃よりも友人が少なくなりました。レイ・デイヴィスがロンドンオリンピックの閉会式で「友達なんていらない」って歌っているのを見て(Waterloo Sunset/ the Kinks)、何かの呪縛から解き放たれたように楽になりましたね。

 

大人になるって、そういうことなのかな。