書評日:2007.1.25(木)
加藤淳の本
さんまのスーパーからくりテレビでおなじみ(だった?)、加藤淳さんの本。すっごく好きです、加藤淳さん。
アマゾンマーケットプレイスにてもの凄く安値で売っていたので思わず購入してしまったのだけど、何でこの値段なの?ってぐらいに面白かったです。シールも付いてるし(笑)
加藤淳さんは、挙動や言葉がおもしろいだけの人ではなくてすべてにおいてセンスで溢れた方だと思うんですよ。立ち居振る舞いからして自分の尺を知って振る舞ってるし、服装も言葉の使い方もお洒落だし、何よりボキャブラリーが多いんですよね。的を射ているのは彼の発言の割合から1割にも満たないと思うのですが、話逸れても納得してしまう比喩とか、彼が話す嫌みのない美しい言い回しとか、もうわけわからないんだけど、溢れんばかりの才能を感じるんですよね。
ああ、こういう人が天才なんだと。偉大な業績がある人であり、様々な経験を積んだ人であり、色々なこだわりがある人であり、そんなところをオーラとしてまとってるんですよね。
この本は、そんな彼の魅力がたくさん詰まっています。笑えるだけじゃない、笑いを狙って作られたゲスな本とは一線を画す本です。
考察
加藤淳さんが今何をしているのか気になって調べてしまったのですが、最新の状況はさらっと探した感じだと見当たりませんでした。ただ、2008年ぐらいは大学や専門学校などで講師をされていたようですね。今でもそうなのでしょうか?そこまで調べる時間が無かったので…。
ただ、加藤淳さんがどんな授業をやるのか、生徒として受けてみたいなと思いましたね。生徒が本当に羨ましい。