書評日:2005.8.5(金)
あ 今が 例えば 僕は問う そうでない 楽しいときは
さ 一番 言葉を 君が望む と信じたい あっという間
か 楽で 量産し 僕の姿は がしかして いつの間にか
ら これ 送信し どんなだ その根拠は 只苦しみしか
な 以上 実際は ニーズを 存在しない 生まなくなる
や 進む ただの 把握して 大嘘つきの そんなことを
む のは 文字を あたかも 自分に対し 考えていたら
こ 苦痛 並べて 正にそう 素直になれ 絶対にだめだ
と だけ 感情を であるか と命じても と思いつつも
を なの 作って のように ひねくれる ふと気づくと
つ かも 遊んで 振る舞う ばかりです 考えることは
づ しれ るだけ 偽りだけ 本当に僕は 回想うことは
る ない なのか の優しさ 相応しい? 貴方とのこと
考え方のつくり方
人間、考え方を生成するときは縦軸と横軸を用いて考えると、もっともな意見になるそうです。 縦と横でがっちり支えている故、崩れない意見になりますよね。
縦軸
縦軸というのは歴史観、時代感、前世代との対比、歴史の流れ。これはどんな社会的事象にもあることですし、どんな商品にだってあるわけです。
現在論だけで語っていても、説得力に欠けるのは縦軸を使わないからなんですね。
横軸
横軸というのは ワールドワイドな現在の視点。
ある国ではこう。また別のある国ではああで…というもの。または、あの地方ではこのような解釈があるが、この地域では別の解釈がある…というもの。あの人はああで、私はこう…でもいいんですよ。
このように横軸には様々な層があるわけです。どんどん層を重ねていき、ワールドワイドな視点を得ることが大切です。「私は絶対こうなの!」ではなくて様々な横軸を観察することで、他者との違いを確認し、それを頭の中に受け入れることが大切です。
すべては縦と横の組み合わせ
この縦軸と横軸を考えて組み合わせていくことができないと、ただの罵りあいにつながってしまうんですよ。縦軸と横軸を使わない世界って、狭すぎると思うんです。
「自分のハコの中でしか物事を考えることができない」って言葉にされると悲しくないですか? 憤りを感じませんか?
それなら、「お前とは考え方が違うから…」じゃなくて、ちゃんとその差異が生まれてしまうのは何故なのかを考える力を持ちたいですよね。
参考文献 「考え方のつくり方」 渡辺 パコ 著 大和書房 2005年
考察
冒頭の気持ち悪い文章は、縦に読むと「あさからなやむことをつづる」と言いたかったようです。横に読んでいくのはただの言葉遊びかな。
この縦軸と横軸の使い方は、わかっている人にとっては「当然」のことなのかもしれませんが、わかっていない人(もしくは使えていない人)はかなり多いですよね。意見が一方通行な人や、通じ合えない人と出会ったとき、この本のことを思い出します。
私は社会人になってからサッカーが好きになったのですが、それはもちろん面白いからというものもあるのですが、この縦軸と横軸の考える練習として最適だったから、無意識のうちに好きになろうとしたのかもしれないなと思っています。
各国リーグの違い、クラブの歴史や目的、代表とクラブとの違い、監督の戦術…など簡単に考えたり比較したりできる軸がたくさん存在するんですよね。