結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

【クソゲーマー万歳】きゅー爆っく 人間爆弾スポーツ。

 

レビュー日:2006.11.20(月)

 

 

きゅー爆っく

 

2096年、人類は究極のスポーツ「きゅー爆っく」に熱中していた。それは自らの身体に時限爆弾をくくりつけた4人のプレーヤー達が、「キューブ」と呼ばれる競技場で行う過酷な競技だ。キューブの各所に仕掛けられたトラップを避けながらクリスタルを手に入れ、リアクタと呼ばれるゴールに投げ込めば、ほんの数十秒命が延びる。人間の生命をおもちゃにするという禁断の遊びの味を、人類は覚えてしまったのだ。

(解説より)

 

はじめに

1人でやるゲームより複数でやるゲームが好きです。メジャーなゲームよりマイナーで熱くなれるゲームを漁っていた中学時代。(中古ショップで安く売っていたので、人気のゲームを買うお金が無くても、クソゲーなら帰るのです。外すこともあるけれど。。)

  

「きゅー爆っく」 ゲームデータ

購入年:1998年(中2時)

購入価格:2800円(友人が購入。後に自分で800円で購入。)

ハード:PS

その他:マルチタップ対応(最大4人プレイ)

 

解説

このゲームはおそらく、今発売されたら規制がかかるゲームだと思われます。完全に命の尊厳を無視したゲームです。思春期にプレイするゲームではありませんね。

 

洋ゲーを移植したゲームのようで、最初はキー配置にとまどいました。(洋ゲーを初めてやる際は説明書を見た方がいいようです。)

 

4人でやるのが燃えます。1人プレイ用のモードもあるのですが、虚しくなるのでやめましょう。

 

ルール

ゲームは個性豊かな全20ステージ(60年代洋楽ばりの日本語和訳)を戦います。ルールは持ち時間が無くなったらステージ上から消え失せ、爆発した順番で順位が決まる「生き残り(最後まで生き残った者が一位)」と、爆発してもステージに復帰することができ、爆発した回数によって順位が決まる「全員参加(爆発した回数が一番少ない者が1位)」があります。

 

ステージごとに順位点が与えられ、20ステージ終了時点で合計ポイントの一番高かった人が勝者になります。

 

ステージは4面構造になっており各面に1つずつ「リアクタ」と呼ばれるクリスタルを置く場所があります(ラグビーのゴールみたいなの)。

 

クリスタルはスタート時に画面の中央に出現します。クリスタルに触れると、クリスタルを持ったことになり、クリスタルを持ったキャラクターが光り、爆弾のカウントダウンが停止します。

 

自分のキャラクターの色のリアクタにクリスタルを置けば、自分の爆発するまでの時間を延長することができ、逆に相手のキャラクターの色のリアクタにクリスタルを置けば、相手の爆発するまでの時間が短くなります。リアクタに置かれたクリスタルは消失し、新しいクリスタルが画面のどこかに出現します。

 

自分のリアクタに入れられないように、クリスタルを持つ相手からクリスタルを奪うアクションは「殴る、踏んづける、キューブを回す」の3つ。この3つのアクションでクリスタルを奪い合いながら生き残りをかけて戦うのです。

 

持ち時間が無くなったキャラクターはオペレーターの無機質な「サヨナラ」という言葉と共に断末魔の叫びを残して爆発します(設定により他のキャラクターを巻き混むことも可能)。

 

ステージによって様々なアイテムや仕掛けが用意されており、飽きさせません。(ただ、プレイ後はダークな気分になります…)

 

総評 

秋の夜長に、このゲームで盛り上がってみては如何でしょう?操作も簡単ですし、シュールな笑いを取りにくる場面もあり、はまり込む度はかなり高いと思われます。

 

考察

社会人になってから、このゲームを4人でやる機会がありました。かなり白熱した戦いになりました。

 

ネットワークを経由して対戦するゲームも面白いと言えば面白いんですけど、味気なさを感じてしまうこともありました。1つの画面の前にみんなで集まってする方が楽しいと思えるのは、そうやって育ってきた「世代」だからでしょうか?

 

なお、このゲームは海外からの異色作で、元のタイトルは「ブラストチャンバー」というものだったと記憶しています。これを「きゅー爆っく」って訳すのはなかなかのセンスよね。本文中でも触れてますけど、和訳のセンスが抜群で、ゲームの面白さだけでなく、言葉遊びの面白さを教えてくれたのもこの作品かもしれません。こんなゲームやってるから捻くれていったのだとも思うのですが…。