2005.11.30(水) 大学3年生
実生活で僕の言うことの半分は嘘で構成されていますが、ブログでは20%に抑えられています。じゃあ、100記事あれば20記事は嘘なんですね。いや、どの記事も本当です。中身の嘘の比率が20%なんです。
ふーん
友人O
関東の餃子のまち大学に一人の若者がいました。彼の名前はO。現在大学3年生です。Oは今、悩んでいました。
「ああ、ぼくはいったいどうしたらいいんだろう。皆が就職活動に向けて頑張っているのに、自分は何にもしていないぞ。」
Oは何をするにもやる気のない人なのです。あらゆる物事に興味を抱かない人なのです。だから、就職という言葉を周囲から聞くようになって彼はとても焦りました。
とても焦ったので、悩みを友達に相談することにしました。彼の友達は ゲームとテレビと本です。彼は裏切らない物が好きです。自分に従順な物が好きです。それがゲームとテレビと本なのです。
ちなみにうなずきんはきらいです。「だって、たまに否定するんだもの。」
Oは友達に「俺はいったいどうしたらいいんだろう?」と語りかけました。
……… しかし、彼らは何も答えてくれませんでした。
「どうしたんだよ!お前等!俺の友達じゃないのか!?」Oは声を荒げましたが、それでも彼らは答えようとしませんでした。
… 途方に暮れたOはお腹がすいたのでご飯を食べることができました。
彼は料理が大好きです。彼の得意な料理は、お湯を注いで三分待つものと電子レンジでチンするものです。
今日は前者を食べることにしました。お湯を入れて3分間を待つ時間、彼はパンドラの定期検査をすることにしました。パンドラは彼の宝物箱です。Oの家の何処かに眠っているのです。誰にも見せることはありません。探そうとするとすごく怒ります。
「えへえへ…、えへへえへ…」 パンドラの中の物が無くなっていないか、老朽化していないかを確認し終わると、お湯を入れてから3分が経ちベルが鳴りました。
Oの至福の時間の始まりです。彼女といるときよりも、友達と遊んでいるときよりも、麻雀をしているときよりも、彼は食べているときが一番幸せを感じる人間です。
食べ終える頃、Oは閃きました。「俺は食べているときに幸せを感じる。それは食べる行為に興味があるからじゃないのか!?俺は何にも興味を示さないと思っていたが『食べること』には興味を持っているじゃないか!!食に携わる仕事Oがしていけばいいんじゃないのか?」と。
つづく(のか?)
考察
友人Oは北海道に2週間ウィークリーマンションを借りて過ごしていた時、函館に呼び出した友人です。
ウィークリーマンションを借りて2週間北海道を周遊した時の思い出。 - 1年間育児休業を取得した30代前半男性の日記
この数年後、ディズニーシーに一緒に行った友人でもあります。
男二人でディズニーシーに行った時の話。私のディズニーシーデビューでした。 - 1年間育児休業を取得した30代前半男性の日記
彼はこの後、紆余曲折を経て、大学のあった県の「地域に貢献するような企業」に就職することになります。しかし、そこに勤める人たちのやる気のなさに触れ、最終的には生まれ故郷へと帰っていくことになるのです。
彼はその後、また厳しい運命と立ち向かいます。現在も立ち向かっているところなのかもしれません。 私は友人としてただ応援することしかできませんが、彼が元気になった暁にはまた一緒に盃を交わしたいと思っています。