過去にいくつかバレンタインデーに関する記事を書いていた。それをまとめて掲載してみようと思う。
バレンタインデー
なお、私は中学・高校時代はもらったことがない。義理チョコさえだ!私の非モテ加減がお分かりいただけるだろうか。
手作りお菓子の苦い想い出
2007.2.15(木) 大学4年生
昨年は、手切れお菓子をいただきました(爆)こんばんは、トニーです。
先日のバレンタインデーで、妹は友達から15個もお菓子を貰ったらしく(ねだった?)お返しを返さざるを得なくなり、昨晩必死になってお返しのお菓子を作っておりました。
お菓子づくりの材料がなかったので、近くのスーパーまで僕と弟が買いに行ったのですが、車に乗り込むときにラジオで流れていた曲がLed Zeppelinの「天国への階段」だったので、初めて僕の助手席に乗る弟は心底ビビってました(笑)
弟の話
ちなみに、弟は義理だったらあり得ないチョコロールケーキを貰ってきておりました。(本人の許可が下りなかったため、写真撮影できず…。)
普通義理だったらロールケーキ2,3切れじゃないですか。1本ですよ、1本。しかも丁寧に洒落た箱と包みで包装してあるという…。味も美味でした。
私の話
今週のTRICERATOPSのポッドキャストを聴いていたら、「そうそう!」と思わず納得してしまったことがありました。遡ること10年以上前…。以下のお話は小学生時代の僕がやったことですから、大目に見てあげてください。
小学校3年生の時のバレンタインデーのことでした。僕は放課後、クラスの女子に手作りのお菓子を貰ったのですが、恥ずかしさと照れくささと、そのお菓子が非常にマズそうだったという理由から「こんなのいらないよ」と送り返したのでした。
すると相手は「いらないんだったら○○君にあげてよ。」と言うので○○君のロッカーにポイッと投げ込んだんですね。そしてそのまま、下校しました。
翌日、学校に登校してみると、チョコをくれた子が泣いていたんです。「あれ~?どうしたんだろう?」と思っていたら睨みつけて来るんです。
「うーん、何かマズいことしたかな?」と思い当たる節を探していると「なんで○○君のロッカーに(手作りお菓子を)投げ込んだの?」と怒鳴られてしまいまして、そうしろと言ったのは自分じゃないかと返すと、
なんとですね、聞き間違いだったんです。
彼女は僕の弟の名前を言ったらしいんです。僕は聞き間違えて弟とよみがな一文字違いの○○君のロッカーに入れてしまったんです。(ex「てつや」と「てつお」の聞き間違い。)
その顛末は酷いものでしたよ…。
担任には思いっきり絞られるわ、しばらく女子からは軽蔑のまなざしを向けられるわ。その年は学級委員長だったのですが、僕が取り仕切る学活の時間は本当に最悪でした…。女子の対応が辛くて。
まとめにかえて
貰う回数はあまり多くないのですが、手作りで貰うと必ず悪いことが起きるバレンタインデー。皆様のバレンタインデーは如何だったでしょうか?
それでは、貰った方々はホワイトデーの三倍返し、頑張りましょう(笑)
BDD(バレンタインデイデート)
2008.2.15(金) 社会人1年目
お店の予約をする用事がありましたので、私はネットでお店を検索していました。季節が季節でありましたので、どこもかしこもバレンタインデーという文字を並べていらっしゃいました。
バレンタイン特別コース!
限定バレンタインデーディナー!
今年のバレンタインは私どもにお任せください。
などなど、イベント名を変えるだけで1年中、若しくは永遠に使うことのできる謳い文句を眺めているうちに、ふとした疑問が浮かんだのです。
この、コース料金を支払うのは男性と女性、果たしてどちらなのかと。
バレンタインデーは「1年にたった一度だけ、女の子が男の子に告白できる日」であると、私は古きラブコメマンガで読んだ覚えがあります。
となると、「私はあなたにこれだけ貢いでチョコまであげるんだから付きあって頂戴」ということになるのでしょうか?
若しくは1年に一度、恋人契約を更新するための女性の接待なのでしょうか。「此処まで尽くす私と付きあってくれるわよね?」と。
いやいや、お金で恋人を買おうとする女性のイベントにバレンタインを貶めてはいないはずだ!と一縷の望みの如く哀願するならば、やはり、男性が予約~お勘定を済ませるのでしょう。
「君のために最高の場所を用意したよ。」若しくは「君のためにいつもよりちょっと小洒落た店を予約してみたんだ。」などといって
「さあ、君にチョコを貰う手はずは整ったね、フッ」
とキザったらしい言葉を放つために、このバレンタインデーディナーコース等はあるのでしょう。そう、納得することにしました。
しかして、ホワイトデーはその3倍のお返しをしなくてはならないのですが。この場合、そのお返しはどちらがするのでしょうかね?
小細工屋。こんなこともあろうかと。
2012.2.20(月) 社会人5年目
今月頭、新人に問われた。 「バレンタインデーって、何か配った方がいいんですか?」と。 私は勿論であると答え、それはお客さんにも配るべきだと訴えた。 すると彼女はこう答えた。「え、でもそんなにたくさんだと用意するのが大変です…。」と。
「大丈夫だ、安心し給へ。配るものは私が用意する。君は道化のように笑顔で配ればよい。」 そう得意満面の態度で新人に告げると、私はプライベートな時間を使い、ある筋からチョコレートを調達した。
ある筋から調達したチョコレートとは、こういったシーンで最大の攻撃力を発揮する、デコチロルである。デザインは以下の3点を用意した。
- これまで一緒に作業した私の会社の人写真レットイットビー風
- プロジェクトマネージャーマリオ(お客さんの顔を加工)
- いじられ役後輩の休日ショット
「 これを初々しい新人に配らせることのシュールさよ!」と、私はこれらのデコチロルを前に快哉を叫んだ。
当日は戸惑う新人を洗脳し配らせたところ、案の定ウケてもらえた。 一番人気はやはりプロジェクトマネージャーマリオだった。絵にされた当人は失笑するしかなかったみようである。 勿論、冗談の通じるお客さんだから出来ることだとは重々承知の上である。
おまけ:誰宛御返。ちょっと待てよ
午前中のこと。 お客さんの新人の男性が、我が社の新人の席にやってきて 「これ、会社のみんなからのバレンタインデーのお返しです。」 と、ホワイトデーギフトを渡していた。
「おお、良かったではないか。しかもなかなか値がはるGODIVAのチョコレートではないか!がんばってつくった甲斐が…」と、仕事では怒ってばっかりの私が、珍しく新人を褒め称えようとしたのだ。
しかし、よくよく考えてみるとお客さんに送る用のチョコレートを用意したのは私であることに気づいた。
だが、そう思ったところで、そのギフトをせがむのは気がひけるので、まあよかったこととする。やって良かっただろう?
考察
「3倍返し、好きですねー。」と当時の私に言ってみたくなるお話が2編ございました。やっかみなのに自慢げに言っているところに腹が立ってしまいますね。
なお、デコチロルとは、チロルチョコの包装紙に好きな画像をプリントして、自分だけのオリジナルチロルチョコが作れるという商品でした。
世界にひとつだけ。オリジナルチロルチョコが作れるサイト【DECOチョコ】
今でもやっているんですね。店舗もできたようで(渋谷と心斎橋)、最短2時間で仕上がるのだとか。今だったら何の画像をチロルチョコにするだろうか…。