レビュー日:2007.10.21(日)
医者である佐々木正平の勤める病院に、高校時代から恋い焦がれていた女性、未知子が子宮ガンを患い入院してきた。佐々木は未知子にすっかり忘れられており、思い出して貰える努力をするが…。
さよならCOLOR
SUPER BATTER DOGの「サヨナラCOLOR」という曲に感銘を受け、竹中直人が監督兼主演として完成させた作品。
レンタルショップで他の人のブログで紹介されていたなぁ。と思って手に取ったらキヨシローと書いてあったので借りました(笑)
タイトルや、流れから結末が非常に不条理になるものと分かっていても観てしまう。人間を動かすのは不条理に直面したときの感情なんでしょうかね?
サヨナラからはじまるというテーマで、この世を去ることをもってサヨナラとすると、そこから始まれないよなと感じたんですけど、結末まで観たら、良く分からないけど納得してしまった。たくさんあるんだなあと。
言葉だけじゃなく、画面の色や表情からも説得を受けたんだろうな。
暑苦しくてしつこい、竹中直人が出演しているのに、ドロドロした視界にならないのは、色の使い方のおかげなんだろうな。
だから、ラストで歌が流れる前で泣けたんだろうな。もう、やりきれないのに、おもわず泣きながら微笑んでしまうようなラストはとても素晴らしかったです。
歌では、感動できなかったんですけどね(^^;
原田知世さん、かわいかったです。
考察
竹中直人さんが竹中直人だったんだけど、原田知世さんの存在感で映画として見れた作品だったのかもしれません。「あ、こんなにきれいな人だったんだ」と、すっかりくぎ付けになってしまった映画でした。ひとつだけ、
ずっとずっとあなたにこだわるんだ
このセリフがずっと印象に残ってるんです(うろ覚えだけど)。内容は忘れてしまったんですが、そのセリフがかなりインパクト大きかったんでしょうね。