レビュー日：2008.6.29(日)
時は紀元前。リビアの炭坑で働いていたトラキア人奴隷のスパルタカスは、剣闘士養成所のバタイアタスに買い取られ、養成所で健闘士としての訓練を受けることになり…。第三次奴隷戦争を元にした作品。
スパルタカス
キューブリックは、この作品をあくまで仕事として監督しただけって言い張って、自分の作品とは認めなかったらしい。
作品の撮影途中から監督になったらしく、既に作品は制作者券主演のカーク・ダグラス主導で行われており、作品のすべてを掌握していたいキューブリックの性格では我慢できなかったらしい。
そんな裏話もある、この作品ですが、あの時代の物語が好きな人には面白い作品です。ラブシーンとかは「?」なとことかありますけど（笑）
僕は、岩明均の「ヒストリエ」が好きなので、楽しめました。「ああ、トラキア人なのね、とか。」知識が微妙にあるので、そこらへんも興味深く。
史実を元にしているので、こういった大作にありがちな大仰な演出で都合のいい結末にならないところがいいですね。ちょっと切なくなるけど。
歴史物とか嫌いな人には、長くて結末も分かってるしー。と思われてしまうかも知れないけど、好きな人は好き！な映画だと思います。
考察
なんでよく覚えているのか？と不思議に思っていたのですが、ヒストリエとリンク(用語とか時代背景とか)させていたからなのだなと、この記事を見て思いました。
リンク
そういえば、ヒストリエの最新刊が出ましたね。買ったのですが、まだ読んでいません。1巻が出たのは大学時代だったんですよね。そして最新刊は11巻。年1巻より遅いペースですが、完結する日は来るのか！？
