レビュー日：2007.10.8(月)
家庭裁判所の調査官、武藤は子供達に騙され、先輩の陣内に振り回され、自分の無力さを痛感する毎日を過ごす。ある日、陣内と銀行強盗事件に巻き込まれ、そこで共に人質となり…。伊坂幸太郎原作のWOWOWのドラマ。
チルドレン
原作は２本の時間軸で動くけど、これは美味しいところを１本の時間軸に纏めてある。登場人物や人物相関もそれに合わせて変えてある。
原作そのままではないが、名（迷）シーンは違和感なく再現されてるし、雰囲気も本の中身を上手く保っているし、原作のパラレルワールド的な物語なので、結末が完全に分からない分非常に楽しい作品でした。
キャストはどうなんだろう？と思っていたのですが、ハマってました。役者ってすげーよ（笑）
盲目の青年、永瀬がチョイ役でしか出てなかったので、続編がありそうな予感。
原作を読み返したくなりました。
考察
伊坂氏の作品はどんどん映像化されていきましたよね。私の好きな砂漠は映画化されませんが、それはそれできっといいことなのでしょう。
原作は弟に薦めるぐらい好きでした。『トイレの落書き』を読んで、その元ネタの『侏儒の言葉』を読んだんだっけ。
