レビュー日:2008.4.13(日)
西原ゆかりはある日を境に、生理中に自殺しようとする人を見かけ高熱を出す体質になってしまった。高熱を出す度に座薬を服用する日々。そして今日も飛び降り自殺しようとする人をみかけた西原ゆかりは意を決して自殺しようとする人に文句を言いに屋上を駆け上がり…。
モル
「月とチェリー」のタナダユキの初監督作品。自主制作作品の安っぽさを逆手に取った感じの映画。
出てくる人出てくる人が、「いかにも」な感じで、まさに「狙っている」感があってとても楽しめた。
物語の流れも、引き込む要素があるから、ずっと見ていられるし、先が読めすぎないのもいい。
しかし、特に人に薦めるほどの要素もない…。感想を言えば、見て損した気分にならない映画だったなー。ぐらい。
でも、大仰に宣伝して、あ、損した。と思ってしまう映画で時間を潰すよりは遙かによかったです。ホント、薦める要素は無いんですけど(笑)
考察
結末やストーリーは覚えていないのですが、「安っぽかった」という印象だけは頭に残っている映画です。
調べたところによると、ぴあフィルムグランプリと日活のブリリアント賞を受賞した作品のようです。どちらも初めて聞いた賞だから、どれだけ凄いのかは分からないのだけど。