レビュー日:2007.11.7(水)
前作スパニッシュアパートメントから5年後、愛について悩む女たらしのグザヴィエが綴る、青春群像追求録。
スパニッシュアパートメントの感想はコチラ
ロシアン・ドールズ
漸く観ることができました。面白いけど前作の方がよかったというレビュー多数。同感。
テーマが多国籍アパートで暮らす学生の青春から、主人公が30歳になり「愛」へと変わったため、話が難しくなったのが理由でしょうか。
女性でも男性でも楽しめる話から、男の悩める心の葛藤の話になってしまい、ぐるぐるしてしまっているため、前作と比べてしまえば誰もが楽しめる面白さを持つ前作の勝利なんです。
ですが、スパニッシュのテンポの良さ、切り替えの巧さは引き継がれているため、「愛の苦悩」という怠くなるテーマを物語の中心に据えつつも、最後まで楽しめる作品になっています。
愛に悩む気持ちは理解できても、あそこまで選べず遊ぶ気持ちは理解できませんがね。
それにしても、結末には「結局そうなんかいっ!」って言いなくなってしまうわ(笑)
このシリーズはDVDで持っていたいです。前作の方が良くても、今作は他の映画に比べたら上位なのです。
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考察
そして、DVDは持っていないし、持っていなくてもいいやと思っている現在です。今は動画配信で見れるから持たなくていいのよね(言い訳)。
それにしても、私も気づいたらこのグザヴィエの年齢を超えていたんですね。なんとなく、君が悩んでいたことはわかるぞ!と偉そうに言うことで、今回の締めとさせていただきます。