レビュー日:2008.3.15(土)
アンジェリクが恋をした相手は既婚の心臓外科医、ロイック。果たしてアンジェリクの恋は成就するのでしょうか?
愛してる、愛してない
さっき、女優目当てで観るのは少ないとか言っておいて、この作品はオドレイ目当てで見ました(笑)
オドレイの魅力は可愛らしいけれど、一般のかわいいとはちょっと違うところでしょう。あと、声。(演技じゃないのかよ…)
この作品は、小説を上手に映像化したような作品です。フランス映画のポップな映像を付加して、映像化する意味はここにあると主張しているような。
パッケージ写真のイメージとはあまり合致しない物語が展開されるので、そこは注意が必要かも。
ちょっとネタバレ的なことを言うと、この作品は恐い。
悪いことも考えようによっては良いことに感じる。逆に良いことも考えようによっては、悪いことに感じる。
捉え方によって、人の物事に対する印象は変化するものなのである。この物事における捉え方の違いを映像というステージにおいて、表現した作品。
だから、後半で紐解きをされていったとき、非常に恐かった。オドレイの演技も凄まじいものがあったし。
伏線もあり、事実隠しもあり、ミステリー要素があるので、そういったものが好きな人にはオススメ。
単なる恋愛モノではなかった。純恋愛モノを期待すると痛い目を見る作品。
考察
自分の解説で思い出しましたが、確かにこの映画は怖かったです。「楽しかった」よりも「つまらなかった」や「怖かった」の方が思い出せるものなのでしょうか。単調な恋愛ものを見るよりも遥かに良かったな。
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