レビュー日：2007.10.3(土)
嘘を確実に見抜く男。正確に時間を計る女。スリの天才。演説の達人。彼らは偶然にして必然に出会い、手を組み銀行強盗チームを結成する。
陽気なギャングが地球を回す
伊坂幸太郎原作の映画。Yahoo!ブログで公式ブログがあったはず。
細かな設定と、終盤のストーリーに差異アリ。
それが、原作読んだ人にはかなりの違和感があったんじゃないですかね？そんな感想ちらほら目にしたんですけど。
僕もそうでした。配役はまだ良いと思うんだけどね。ギャングスター気取りが馴染めなくて。衣装とか、演出とかやりすぎな感じがどうも。
シュールな感じが、どうも…。違うシュールさなんだよなぁ。
映画だけ見て、こういう映画が好き！っていうなら楽しめる。
原作を読んでしまうとそれと比較する心がでてしまうから、どうしても批判的になるのですが。
パラレルとして楽しめばいいんだよね？
考察
初期の作品って殆ど映画化されてますよね、伊坂さん。これは原作の表紙も異色な感じがしたのですが、伊坂ワールド前回のお話でした。このシリーズはこの映画の原作のほかに、「陽気なギャングの日常と襲撃」と「陽気なギャングは三つ数えろ」の3作刊行されています。どれも面白かった。
そこまで変になるキャストでもなかった気がするんですけど、演出過剰なのが嫌だったのでしょうね。映画化もこの作品のみしか映画化されなかったということはそこまでヒットしなかったのかもしれません。もう少し控えめの演出ならどうなっていたのかな？
