結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

【ライブレポート】2005.10.20 grapevine sweet home adabana at SHIBUYA-AX

2005.12.14(水)

 

 

本編

 

えー、大変長らくお待たせしました。
ライブレポって、根気がいるじゃないですか。
だから、ねぇ。(言い訳)

 

ライブ前


2階指定席だったので早めに行く必要もなかったのですが
開演前に到着。こっちに早く着きすぎてだってやることなかったんですもん。

で、開演時間になりツアーDVDを購入し、2階席にあがって席を確認
右後ろの席でした。チケットとるの遅かったからなぁ…。
でもメンバー全員が見渡せそうなのでよかった。

当日券で2階席買った人が最後列パイプ椅子だったので文句言ってました。
「ぼったくりじゃんAX、金返せコラ!!」
「西川さん見えへんがな」
「あそこらへんの席空きまくってるから、座らせろっつうの」
関西系の女性3人ぐらいのやりとりは
とってもおもしろかったです。
バインファンですなぁ、と

スーツ着た人も何人か来てました。仕事帰り?

 

ライブの感想

で、時間になりメンバー登場。
2階席の後ろの皆さん立ち上がる。
タッテイイノネ!ヤッター☆
前の人少数立ち上がる(見えねー!)
西川さんが見えなくなりました…。

金戸さんを見て「え!?リーダー!?」というざわめきが周りから聞こえてきました。
髪短かったし、2階席からですもんね。ぱっと見そう見えたんですね。


13/0.9


鳥肌立ちまくりでした。だって、上手いんですもん。
突き抜けるタナカ氏の声、ここまで来るかってぐらい。
うまいなぁと。
曲もずれるところが無く、1曲目からこれなの??
と今後に期待させられる最高のスタートでしたね。

 

reverb


終演後に男性2人組が
「まさかあの曲やってくれるとは思わなかったよ」
と言っておりました。
僕は2曲目とはちょっとびっくりしてました。
あーでも、ちょっと違うなぁと。
ベースのねちっこさに声の細さが絡みつく曲だったんですけど。
どっちも強く主張してましたから。
ベース、同じラインひいてるんですけど、やっぱちがうなぁと。
悪いわけではないんですけどね。

 

シスター


この曲の流れ、喉に負担かかるんじゃないかなーと。
シスターやってましたけど。ノイズが強いんですよね2階席。
声が頼り!ということでほとんどタナカ氏見てたなぁと思いました。
たまに高野さんチラ見で。

 
MC1


「こんばんわ~グレイプバインです。」
とタナカ氏が言ってみじかーいMCがはじまり

タナカ氏の
「シ~ブ~ヤ~、アーックス!!」
に観客失笑
手を交差させてエックスのアレをやるんですもん。


いけすかない


うしろの関西ネエサン方大喜びしておりました。
しかし、面白いのは
この曲ってDVDで見て思ったんですけど。
西川さんとタナカさん、足揃えてるよなぁと。
リズムを取る足、左足のかかとをあげてクネクネと。
で、この曲のグルーブだと映えるんですよ。
バンドマンの皆様、真似してください(笑)。


MC2

 

「『deracine』というアルバムが出たんですが。全ての人にわかってもらえるとは思ってませんけど。
ここに来ている人は分かって、来てくれたんだとそう解釈しております。」
といった内容のことを言って
観客が「おーーーっ」とざわざわしてました。


少年


エレキの響きで始まる少年はひと味違ったものになりましたね
少し盛り上がるところでタナカ氏の声がちょっと震えたかなー?
と気になったんですけど

 

それを魔法と呼ぶのなら

 

これでイヤーな予感が的中。
歌に微妙な震えというか、脆さが出てきてしまって
今日は調子悪いのか、「reverb→シスター」ゾーンで
変な声の出し方をしてしまったのか。
ひたすらドキドキしてました。
タナカさん大丈夫?って。

 

放浪フリーク

これもひたすらドキドキ
ギターが、西川さんの突き抜ける音しか聞こえてこないんですね。
ベースがやたらと響くので。
で、頼りの声が不安一杯なので

 

リアリティ

ギターがあまりきこえないのでちょっと変な感じ。
CDとは全く違うものに仕上がってましたね。
ギターソロはしびれましたけど。
で、ここら辺で気づいたんですけど
コーラスほとんど高野さんがやってるんですね。
たまに西川さんもやるけど。

 

公園まで

この曲を持ってくるかー!!
と展開に意表をつかれました。
あー冬が近づいてるなぁと、ギターソロでまたしびれましたけど
ここの3曲は西川さんのギターを聞くためにあるといっても
過言ではありません!
見えなかったけど…。ずっと定位置でひくからなぁ…。

 
MC3

「さっきは心にも無いことを言いましたが、、、本心です。(笑) こっからは毒全開で。」
と照れくさそうに言って次曲へ


Metamorphose

ここで、声が復活!
歌いやすいんでしょうね
こういった感じのメロディーは
高音域まで伸びるタナカボイス
この曲が好きなんですよ。

歌詞聞いていなかったんで
「見つめるクリステル」
認知できなかったです…。

 

SUN

うーん、これを持ってくるか。
この曲をやるとは思ってませんでした。
最近のフィーリングにあわないせいかなぁ
なんかイマイチのれませんでした。

 

REW

白日ラインを受け継ぐこの曲。
盛り上がりましたね~。ノれますし
声は伸びきるし。高野さんを見ていても面白かったし。
キーボードって重要なエッセンスですよね。
あっという間の曲ですが
充実感はたっぷりと。

 

VIRUS

やたらあやしい照明と
やたらアヤシイメンバー
やたら不気味なキーボード
で始まるこの曲

CDより雰囲気出てました。
曲が始まるまでかなり長かったです。
キーボードが延々と。
友人がレディオヘッドっぽいと言っていましたが。
まさにその感じを表現。

この曲は
雰囲気とギターソロで楽しむ感じでしょうか。
2階席観客がシーンとしていました。
すごく良かったですよ。
聴き入っていたのか?

 

KINGDOM COME

VIRUSの余韻を引きずりつつ。
タナカ氏のエレキギターリフで始まったのが
当曲。この日のベスト3に入るテイクでした。
歌い方はCD仕様ではなくライブ仕様!?
それでも十分楽しめましたね。
ライブでこの曲を再現できる力量を
示していましたね。
この曲絶対難しいんですよ
雰囲気、グルーヴ、そして遊びに力を入れないと
再現できまいと思ってましたから。
ラストは長くやりましたね~。
普通のバンドはここでおわりですが
まだまだ続くのがバイン。

 

スカイライン

あー、もうラストになるのかなー。
と寂しさを募らせるのは早かった。
アルバムラストのこの曲を此処に持って来ちゃうんだから
あなどれませんねグレイプバイン

この曲でしんみりして
しんみりして…


MC4

「昨日はライヴ中に地震がありまして。今日は何が起こるか分かりません(笑)。皆さんもカンパンや干しブドウをポケットいっぱいに詰めてライヴに来てください。」

「じゃあ後半!!」
まだ前半だったんですね~!
ワーイ!

 

ポリゴンのクライスト

いやー、曲聴いてる人が多くなかったんでしょうか?
結構ノれる曲だと思うんですが、あんまりノってるひといませんでしたね。
神々しいから?キリストは踊れなかったのか!?(問題発言)

 

アダバナ

突然に始まったこの曲
サビでタナカ氏の足が「く」の字でリズム取ってました。
エロかった…


So.

爽快なイメージ。
タナカ氏の声よく持つなぁと感心していましたよ。
序盤よくなくて気にしてたのがどうでも良くなるぐらい
伸びてましたね。

ギターソロがかっこよすぎでした。
どの曲でもこんなこといってるよ。

 

lamb

特に思い入れがなかったので
前のカップル見てました(爆)

その未来
サビしか分からないんですよね。
ノイジーすぎて。メロはほとんどベースとドラムしか聞こえてこない。
サビでやっと定位置確認できる感じで。

 

GRAVEYARD

この曲、ライブで聴いて好きになりました。
展開がずっしりとしていつつも
坂を駆け下りるように盛り上がる展開
そして狂いのない聡明なハイトーンボイス

完璧です。


じゃあ、ラスト!と言うかけ声に会場からえ「え~」と言う声が

 

望みの彼方

この曲でおわりにするんですか?
意外に今回ドラマチックなんですね。
感動しましたよ。
でも途中で歌が途切れたところがあって
何だろうと思いましたが。

いいですよ、この曲。
やっぱりライブがサイコー!

 


アンコール

タナカ氏さっきまでシャツだったのですが、Tシャツに着替えて登場。
投げるためですねーーー^^
「寒くなると演奏したくなる」という


アナザーワールド

なんかあっという間に終わってしまったんですよ。
さっきまでサウンドが重層だったのが
浮遊感のあるサウンドになったので。
この曲を重層でやられたら困りますがね。

 

アンチハレルヤ

で皆さんノリノリ。


ミスフライハイ

で皆さんノリノリ。
(そんだけかい!)

タナカ氏
Tシャツを投げ閉幕。

 

ライブ後


帰り道のこと
おそらく
バインファンが
バインを知らない友達を誘ってライブに来たと思われる
女性二人組の会話が聞こえてきました。
「あのベースの人はメンバーじゃないの?」
「うん、金やんって言うんだ、リーダーが抜けちゃって…」
「じゃあ重要じゃないんだ」
「そういうことになるかも」

男二人組
「原曲と全然違うよね!」
「ギターとか全然ひいてないもんね」
「でもかっこよかった!」
「すげえ!」

 

楽しかったですよ。
ライブならではというか
CDで拾えなかった部分を表現し
CDで拾ってしまった部分をそぎ落とし
grapevineというバンドを示していただきました。


このあとの事を考えると憂鬱だったんですけどね(^^;
学校宿泊。

 

考察

人生初体験のGRAPEVINEのライブでした。なかなか凄かったですよ、耳痛くて。ノイズがじりじり耳に迫ってくる感覚しかなくて辛かったんですけど、ライブの高揚感がその不快感と対峙している気分でした。

 

13年も経ってしまった今、ライブ中のことなどあまり覚えてはいないのですが、行って良かったなと思ったことだけは覚えています。