結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

WANT ONE / RUFUS WAINWRIGHT

 

レビュー日:2005.12.24(土)

 

 

 

WANT ONE

彼を知ったのはバインのNAKED BOOKでタナカ氏のお気に入りアルバムに入っていたからだ。気になって彼のCDを買ったのは去年の話。

 

 

2003年発売のこのアルバムは、ジャケット写真で敬遠していた。なんだこのナルシストは!と思ったからだ。当時出ていた3枚のCDのアルバムジャケットすべてに彼の写真が使われている。1stは顔の真正面のアップ、2ndは横顔、そして3rdはこれ…。

 

正直、買うのにかなり迷いました。でも、バインのタナカ氏が「エエ声してる」っていうから買ってみたんです。このWANT ONEを。

 

ドキドキしながら、オーディオにCDをセットして再生スイッチオン。

すると

 

ん~んんんんんん~♪んんんんん~♪

 

素晴らしい声のハミングが!!!一癖あるがとても落ち着きのある素敵な声…。

 

「エエ声してる。」

 

うん。エエ声しすぎ!しかも曲もロックやパンクやとは一線を画したポップ!

ロック→ポップの系譜ではなくオペラ→ポップの系譜。

解説を読むとオペラの直系サラブレットらしい。

 

朝、鳥のさえずる声とともに流れてきそうな、素敵な音楽。

迷わず買うべきだったね。悩んでた自分が馬鹿みたい。

買ってからほとんどコレしか聴いてませんでしたね。

 

もう、ギターなんていいや…。

とか思ったし。

 

歌唱力つけたーい!

とも思ったし。

 

とにかく、これを聴いてそれから聴く音楽がひろがっていきました。

 

流石、エルトンジョンに「知られざるアメリカの至宝(とかなんとか)」言わせるだけあるなと思いました。(エルトンジョンが言ったっていうのはアレのせいなのかとか思いますけど…)

楽家とか才能ある人ってナルシストだったりゲイだったりしますが彼もそうなんですね。

 

あー、やっぱり?

って思いましたけど。それでバインタナカ氏が

「抱かれてもいい」

って言ってた意味が分かりました。

でも、別にいい音楽が聴ければどうだっていいことなんですけどね。

 

オススメです。朝食にティータイムに電車の中で散歩しながら素敵なWANT ONEの世界に浸ってみてください。

 

お気に入りの曲

Oh,What a World

I don't Know What is This

Beautiful Child

 

考察

この数年後、彼の来日公演を何度か観に行きました。2007年か2008年かどちらか忘れましたけど、東京国際フォーラムでの来日公演は素晴らしかったです。RELEASE THE STARSのツアーの時かな。結構な大所帯のバンドでの演奏に魅了されました。

 

その後、Songs for Luluのツアーは2部制で、1部は緊張感のあるピアノの一人弾き語り、2部はバンドみたいな構成でした。これも緊張感とその後の安堵感の対比がとてもよかった。

 

そして、Out of the gameはアルバムがものすごく良かったので、来日公演も期待してたのだけど、この公演が酷かった。このアルバムこそバンド編成だと思うのだけど、まさかの1人演奏だったのです。確か渋谷公会堂でも公演だったと思うのだけど、音響とかの調整も悪くて、今まで観たコンサートの中でもかなり悪い部類に入る公演だったのでした。あれには本当にがっかりしたな…。誰が悪いのかは分からないけど。

 

udo.jp

 

さっき調べてみたら、今年3月にバンド編成での来日公演があるんですね!セカンドアルバム、POSESの楽曲をやるのだとか。

 

このPOSES、大学時代に先輩に貸したっきり帰ってこなかったCDで、それ以来一度も聴いてないんですよね。。チケット代は一万円。さて、どうする?