結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

ザ・フーのワイト島ライブを見てジョンについて考える

2006.4.21(金)

 

 

ワイト島のザ・フー 1970

ザ・フーの全盛期を見ることができる貴重なライブ映像。ザ・フーはライブがもの凄かったバンドでありまして(音の大きさにしても、パフォーマンスにしても、技術にしても)、その絶頂期と言われる1970年の脂の乗ったザ・フーを見ることができる貴重なライブ映像がこれなんです。

 

1970年以降、ドラムのキース・ムーンは麻薬とアルコールでどんどん叩けなくなっていくし、ギターのピート・タウンゼントもあらゆる楽器の複合性を曲に求めるあまりに、バンドスタイルで演奏しても面白みの無い曲が多くなっていった気がします。

 

このライブではこの二人の充実ぶりが十分に窺えるライブ映像なのですが(というかその二人メインで撮影されてる気がする)、実はベースのジョン・エントウィッスルが凄いのです。

 

多分。ザ・フーを知らないでこの映像を見せられた人はジョンの姿が出るたびにワクワクするに違いないと思います。

 

なんだよあのスカルスーツ!

 

とツッコみたくなりながら、ワクワクドキドキするに違いないのです。

 

他の三人は派手なパフォーマンスで目立ってるから、逆に動かないジョンは、それだけで目立つんですよね。他の三人が頑張れば頑張るほどスカルスーツのジョンが目立つこの構図…

 

確信犯!

 

ジョンって結構、様々なことに無頓着なフリをして実はいろいろ狙っている気がします。楽器を弾くときだって、体と指で静と動の対比を狙ってるし、平然とマイ・ジェネレイションのベースパートを弾いているわけで。

 

髪型だってちゃんとしてればすっげーかっこいいのに、変にもみあげだけ伸ばしたり、ひげもじゃになったりするんです。彼が平然としつつも違和感を感じるのはそのせいで、気づくといつもジョンに釘付け。

 

「ボリスのくも野郎」や「サマータイムブルース」で聴かせるジョンの低音ボイスで、一気にジョンへ視線が集まるあの時間、他の三人はなすすべがありません。

 

確信犯…そんなジョン僕、大好きです。

 

考察

ワイト島のライブは何作買わされたのか…。DVD版、ブルーレイの究極エディションと何枚か購入した記憶がございます。何枚も買ってしまうほど魅力があるといえばあるのですが、当時の私がお金に関して使い方を知らなかったというのもあるでしょう。

 

ジョン・エントウィッスルのスカルスーツでのベースプレイは一見の価値があると思います。今はYouTubeでも見れるのではないでしょうか?

 


Summertime Blues - The Who (Live at the Isle of Wight)

 

この低音ボイスに痺れて、何度もリピートしていた記憶があります。ジョン・エントウィッスルは、2002年に心臓発作でこの世を去ってしまいましたが、もっと活躍している姿を見たかったミュージシャンの一人です。