結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

White Music / XTC

 

レビュー日:2006.3.4(土)

 

White Music

ポップ職人と評される1978年発表のXTCの衝撃のデビュー作。本作品はパンクを基調に、テクノの要素を盛り込みポップに仕上げてある。

 

XTCはかつてヘリウム・キッズというバンド名で活動をしていたんですね。1977年バリー・アンドリュースが加わってバンド名がXTCに変わり1978年に今作、「White Music」でデビュー。

 

アンディかっこよすぎ!

 

このジャケ見てください。むっちゃ不良っぽくポーズきめちゃってるのがアンディですよ。むっちゃイケメンじゃないっすか!若い~!

 

今も渋さがあってかっこいいっすけどね。。

 

いや~、パンクなんですよ。このパンクのグルーヴが後にXTC節になるわけなんですね。これが原点。軽快なパンクに時折テクノの要素が入ってくるおもしろい作品ですね。

 

音のバリエーションが少ない割に曲数が多いので、飽きが来てしまうかもしれないんですけどおもしろいことやってるんです。軽快なリズムに音が乗る。コーラスとか馬鹿っぽくておもしろい。

 

1曲目のRadios in Motionのノリは凄いと思います。今の若い人に出せないと思われるグルーヴ。多分、疾走感あふれるパンクを作れても、この軽さは作れないだろうと。おかしいですよ、このノリのよさ。

 

This is Popパンクなのにポップ。いや、パンクってポップなんですよね。フーのアルバム「A Quick One」がいい例。それを曲名で言ってるのがすごいですね。

 

パンクとポップを神経質なまでに区切ろうとする人が多いんですがそれを無意味に感じさせるような痛烈風刺。

 

うーん。日本のパンクで満足してる人に聴いて欲しいですね。グルーヴが違う!必ず音楽を聴く幅が広がるはずです。

 

考察

結成時のお話は今の今まで忘れていました。勉強になりますね(笑)

 

後年は捻くれポップと言われるXTCですが、デビュー作は捻くれパンクだったんですよね。テクノ感はどうなんだろう…(昔の私よ、なにか勘違いしていないか?)。順々にアルバムを聴いていくとその違いがとても面白いです。曲も耳馴染みが良く、気づいたら口ずさんでいる、それがXTCなのではないでしょうか。

 

今はShe's So Squareが一番好きです。このアルバムでは。パンクって全然好きになれないんですけど、このアルバムは何故かずっと聴いていられるし、たまに聴きたくなるのはこの曲のようなポップ感があるからなんでしょうね。