レビュー日:2008.12.21(日)
Groovin'
白人ソウルフルミュージックで賞賛を浴びた、ヤング・ラスカルズのサードアルバム。1967年作品。
最近流行のSHM-CD版を購入しました。ちょっとした企画モノで終わるかな?と思っていたら、さまざまなアーティストのものが発表されて、ちょっぴり驚いています。
店の一角にSHM-CDコーナーを設けて取り上げる場所も多数で、どんなものが最近SHM-CDになったのかなぁと眺めていたら、これがSHM-CD化されていてかなり驚きました。しかも2300円。お買い得です!(宣伝!? 笑)
まさに60年代ソウルミュージックといえる曲群。ダサさ古さを感じないといっては嘘になりますが、僕ら世代にとっては新鮮な音が耳に心地よいレベルで響き渡ります。
サマーリゾートを髣髴とさせる、表題曲Groovinが有名な曲ですが、それ以外の曲も同水準の完成度を誇っています。どの曲も耳に馴染むハーモニーとリズムで楽しませてくれるのです。
A Girl Like Youのノリのよさには、思わず踊ってしまうこと間違いなし!?
ギターロックに飽きたときに無性に聴きたくなる1枚です。
考察
SHM-CDというのは、今から考えてみると「CDが売れなくなったから、持っているCDを買い換えさせよう」としたレコード会社の販促策みたいなものだったのでしょうか。私はThe WhoのWho's NextをSHM-CD版と通常版で比べてみたことがあったのですが、正直違いが分かりませんでした。それでも、SHM-CDはいいに違いないと思って買い集めてしまったのは愚かなところ。
ヤング・ラスカルズについては、このアルバムしか聴いていないのでよく知らないのですが、今聴いてもとっても新鮮なアルバムです。元気にしてくれるというか、サザエさん症候群に陥っている時に「陽気な日曜の午後~♪」って歌っていたくなるような。
確か、NAKED BOOKに載ってたから聴きたいなと思ったんですけど、レンタルになかったので買ったんです。田中さんのページに載ってたような気がします。
こんなマニアックなアルバムを…!と思っていたから、SHM-CD化されていて驚いたのでしょうね。当時の私が無知なだけで、そこまでマニアックなアルバムではなかったと後年することになるのですが。