2006.3.4(土)
3年前の話
大学の合格発表の日、酒に対して滅法弱く、普段は酒を飲まない父が買ってきた焼酎がリビングに鎮座しています。
父は、買ってきたその日、一口飲んで真っ赤になっていました(笑)しかし辛そうな顔はしておらず、満面の笑顔を浮かべていました。よっぽど嬉しかったんだろうなぁ。その後すぐに寝ちゃったけど…。
合格発表の電話を最初にしたのは父でした。
母には帰ってから報告すればいいやと思って家に帰ると、連絡を待ちきれない母から電話があり、電話口で合否についてものすごく心配しておりまして、早く連絡をしないで申し訳なかったなぁと思いました。
母の職場は祖母の家なので、祖母の家の人が皆で心配していたようです(^^;
後日、祖母には「心臓に悪いことをするもんじゃない」と軽く怒られました(笑)
ちなみにその次の日には高校の担任から家に電話がかかってきました。電話を取って声を聞くなり「そうだ、報告をしていなかった!まずい!」と気づいたのでした。
3年間担任だった(腐れ縁?)の先生でしたので、その気安さもあって
「落ちました…」
と答えてそのままにしておくのも面白いかなぁと思ったのですが、笑いをこらえきれそうにないのでちゃんと「合格した」と報告しました。ひどい生徒だこと(笑)
後日、挨拶に学校に向かうと多くの先生に軽く怒られました。「合格してたんならさっさと連絡しろよ!心配したんだぞ!」と。
横道にそれましたが、3年経った今でも瓶を捨てずに残してあるというのはなにか、感慨深いものだなぁと、その瓶を見るたびに思うのです。
考察
なお、その焼酎は私が成人になるまで誰も飲まずにその場所に置いてありました。成人したときに「焼酎ってどんなものなのだろう?」と思い、ロックで飲んだり、ジュースで割ったりしているとあっという間になくなってしまいました。私には父よりはアルコール耐性があったようです。
私が受けたのは国立大学だったのですが、一般入試での国立大学合格者が数年間出ておらず、久しぶりに合格の芽がある生徒だったということで、多くの先生が期待をされていたそうです。私が凄いんじゃなく、高校のレベルが低いだけなんですけどね。
なお、この時怒られた祖母は健在で、先日は曾孫の顔を見せに行くことができました。ちょっと前までは結婚すらできないと思っていたので、なんだか嬉しかったなぁ。長生きして欲しいなと思っています。