レビュー日:2006.3.5(木)
LANGUAGE,SEX,VIOLENCE,OTHER?
97年デビュー。英国を代表するバンド、ステレオフォニックスの5枚目。ドラムを入れ替えフレッシュな体制で制作されたアルバムは突き抜けたサウンドに辿り着いた。大ヒットシングル「DAKOTA」を含む全11曲。
ステレオフォニックスは昨年来日した際にバインが前座を務めたということで初めて知ったのですけれども、イギリスじゃ相当メジャーな存在なんですね。それなのに近くのレンタルショップにCD一枚しかおいてない…。田舎の悲しいところです…。
今、アルバムジャケットの鮮やかさに惹かれて購入に踏み切りました。大御所の5枚目という事で濃厚なロックを想像していたんですが、聴いてみたらなかなか若いサウンドに仕上がっていて驚きました。
解説を読むとドラムが交代したことであらゆる面で新体制のスタートアルバムと書いてあったので納得。
これといって引きつけられる曲はないんですけれども(「DAKOTA」は本当に大ヒットしたのか?とか疑問に思っちゃいますけど)アクの強い曲がないのと演奏技術が高いので嫌な感じがしませんね。
このバンド、あらゆるギターサウンドを扱うのが得意みたいですね。色々なサウンドを違和感なく扱えていてとても心地いいです。基本のストロークの技術も高いですね。ざくざく感がたまらないっす。
気になる曲
ここで気になる曲の感想を。
SUPERMAN
当人たちが一押ししてるだけに、痺れるような傑作と言ってもいいんじゃないでしょうか?非常にクールな音から始まり中に熱さを隠し持ったメロが展開され、サビで熱量を増していく。爆発はしないみたいですけれど。
GIRL
で、爆発しきってるGIRLがいい感じ。GIRLと聴くとビートルズのGIRLが頭に流れてくるんですけど、それは関係ないか(笑)
曲が短いせいもあってスカッとしますね。
LOLITA
さわやかなコーラスとギターのハーモニーがスバラシイです。癒しの空間を演出。ギターの頭痛くなる感じのノイズをカットしているみたいで聴きやすく、耳に残る。
まとめ
単調なギターサウンドに飽きた人や勢いのある楽曲を聴きたい人は聴いてみるとハマるかもしれません。
おわりに
改めて聴いてみたんですけど、何の面白みもなかったです。懐かしく感じることすらなかった。それはやはり、元からそんなに好きじゃなかったということなのでしょうか。
バンド自体はバインが前座で出て、楽屋で「ライトマイファイア!」みたいな騒ぎ方をしたエピソードが印象的で存在を忘れることは無かったのですが、楽曲自体はDAKOTAしか覚えていなかったです。
単に私が合わないだけなんでしょうけどね。