結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

エンドユーザーとの打ち合わせに参加し始めたあの頃。

2010.11.21 社会人4年目

 

働きぶりが認められたのか、単に今まで信用されてなかっただけなのかは分からないが、この下期からエンドユーザーとの案件打ち合わせに参加することになった。いろいろ勉強になるが、いろいろ困ることもあるもので…。

 

 

エンドユーザー打ち合わせ

先週初めて、担当する予定の案件のエンドユーザーとの打ち合わせに出たのだが、少々緊張していたためか、笑いの沸点が著しく下がって大変だった。弁解するわけではないが、私はエンドユーザーに不快感を与えぬようにかなり真面目に集中して話を聞いていたのである。

 

「コードクロス」という名の機能があるのだが、それの説明をしているときに、エンドユーザーが「そのテーブルクロスなんだけど」と真面目顔で名称を間違えたのである。

 

この時、私の脳裏にはエンドユーザーがしゃれたレストランのテーブルにテーブルクロスを広げている絵が頭に浮かんでしまい、笑いを堪えるのに必死で、涙が出てきてしまった。大変失礼な人間であることをここに懺悔したい。

 

そして、その間違えを指摘することなく、場が過ぎ去る図を面白く感じてしまい、緊張疲れではなく、笑い堪え疲れ、初めての案件打ち合わせが終わった。

 

もしかすると、ジョークを飛ばしていたのかもしれないし、それに気づけずそのままなにも言わなかったことについてはかえって失礼だったのではないか?と思案しながら作業場への帰路に就いた。いちおうしっかりメモを取り、ヒアリングのフィードバックができたことだけは褒めて欲しい。

 

次回の打ち合わせは大丈夫だろうか…。

 

考察

このときの光景を思い出すことができるというのは、あの頃の私にとってとても印象深い出来事だったからでしょう。この頃の打ち合わせはエンドユーザーは1人か2人なのに対し、こちら側が10人近く参加していました。

 

エンドユーザーが圧倒的に力を持っていて、話すことを聞き漏らさぬように必死にメモや質問をするというある種異様な打ち合わせだった覚えがあります。エンドユーザーがこちらの不勉強や不快感を感じると咎められるようなピりついた雰囲気でした。もうあのプロジェクトには戻りたくないな…と心から思います。

 

コロナ禍でWeb会議が主流になったと思うのですが、それでもまだピりついているんでしょうか…?知りたいような…知りたくないような。

 

今のプロジェクトの場合は、複数のエンドユーザが参加し、私が一人で対峙するというものが多く、あの頃との違いを鮮明に感じます。これは単に企業風土の違いなのか、私が成長したからなのか…。