2011.3月 社会人4年目
先ほど(2011年3月12日午前3時ごろ)、東急電鉄の臨時夜間運行の電車にて帰宅しました。皆さんはご無事ですか?
東日本大震災
ドアを開ける一瞬間前、ぐちゃぐちゃになった部屋を想像していたのですが、幸いに部屋で倒れたものは床に積んでた本ぐらいのもので、私のアパートは被害が殆ど無かったようです。
それにしても、作業場のビルに閉じ込められたのは非常に怖かったです。昨年建築されたばかりで耐震施工はされているのでしょうし、「このビルは安全です!」という放送が頻りに入るので大丈夫なのだと思いたいものの、壁はみしみし言ってるし、壁紙の粉?は落ちるし、全然信じられないという…。
それでは、皆さまのご無事をお祈りいたします。
後輩は窮状
痩せの大食いの後輩は、夕食にカップラーメンとコンビニ弁当を2個~3個食すという。
震災以降の買占めにより、カップラーメンが手に入らず、数日は弁当屋も閉まっていたらしく、食べ物が殆ど食べられず、ハングリー状態だったらしい。
水や食料の備蓄はまったくなく、まったく自炊をしないため米もなく…。
そして極めつけはみずほ銀行のシステムトラブルでお金を引き出せなくなり、財布の中には800円しかないという状態に陥っていたのだ。
「三連休はどうするのだ?」と問えば「寝てるしかないですよねー。」と返ってきた。
…
私は財布を取り出し、紙幣を手渡した。
「これで好きなものを買い給へ。」
水の蓄えは十分にしてあった
我が家には大量に飲料水がある。震災が起こって急いで買い占めたわけではないのである。震災前から大量にあったのだ。
作業場に給水機や給茶器が無いため、飲み物を毎日自動販売機で購入していると結構お金がかかってしまう。なので、500mlのクリスタルガイザーの48本セットを定期的に購入していたのである(1本あたり約30円)。
震災前にとても安いときがあって48セットを4セットぐらいまとめ買いしていた。
そのままでも飲めるし、温めてお茶を入れたり、ココアを作ったりできるので使い勝手が良いのだ。加えてネットスーパーを注文する度に2Lの水のケースを購入していたのである(送料無料になる金額調整に利用)。これも震災前の数か月はやたらと水が安かったので、ストックがあっても都度買っていた。
というわけで、家には水のストックがある。非常時に備えてという理由もあったのだが、まさかこんなことになるとは…。
買占めのニュースや実際に店舗に行って水の売り場が空なのを見るにつけ、「僕は買い占めてるわけじゃなく、震災前に購入していたんですよ!!」と声を大にして言いたくなるのである。非常に複雑な気持ちである。
暫く普段通りに買えなくなるのだろうな。
4月に入って…
近所のミニスーパーの品揃えが漸く回復してきたようだ。先週末までヨーグルトや牛乳、デザート、飲料、食パンなどがまったく無かったのであるが(少量は入荷していて、行く時間が遅かったから売り切れてたみたいなのもあるんだろうが)、本日寄ってみたところ、買っても後ろめたくないほどに充実していた。
飲料水はこれでもかって言うほど並べてあったし。
飲料水は普段購入していない人が買い求めたから品薄になっていて、そういった人は普段買い馴れていないため、段々と買うのが面倒になって買わなくなったから、普通に店頭で見かけるようになったと推測しているんだけど、どうだろう?
それとも買占め分がまだあるから問題ないってことなのかな?
とにもかくにも、品揃えの回復は喜ばしいことである。あとはレーズンロールが戻って来ればっ!
考察
あの日、私は職場で仕事をしていました。ビルの7階ぐらいにいたのですが、本当に大丈夫なのかと心配になる揺れを感じて怖くなったことを覚えています。
コロナウイルスでマスクや消毒液が品切れになるニュースを見て、あの頃のことを思い出しました。作るのが難しいものでもないし、増産しようとしてるんだから今必要な分だけ買えばいいのに…と思ってしまうのですが。どうせそうやって買った人はつけ方すらまともじゃないのだろうなと。鼻出して無力化しちゃうんでしょうし(あれ、本当に滑稽ですよね)。
備えあれば憂いなしとは言いますが、備えあっても後ろめたい気持ちが出てくるのはなぜなのでしょう。本当に自分で使うから買っていたのにね。