2010.1.6 社会人3年目
昨年末で先輩が一人やめてしまったので、僕にしかできない仕事がひとつできてしまった。手順書どおりにやれば誰でもできるといえばできるのだが、結構重要な仕事なので、信頼と経験のない人物には任せられない仕事なのである。
作業継承
正確さ・速度・勘の鋭さ。
このすべてが一定の基準に達しないことには、作業のゴーサインが出ないのである。先輩の方で一人、僕の方で一人、約半年かけて育てていたのだが、任せられる基準には達せずじまい。
僕の方で育てておいた人は、補助輪つきで1度こなしているので、もうすぐ一本立ちできそうなのだが、先輩の方で育てておいた人は、まーだまだといったところ。
「辞めるなら、もうちょっと育成しておいてよ…。」といいたいところだが、こればかりはどうしようもない。
なかなか、仕事の引継ぎは上手くいかないものであるなれ。
考察
『本番モジュールの入れ替え』作業なのですが、そもそもなんであんなに「職人技」的な作業だったのか、今ではそのこと自体に疑問しかありません。
サービス止めて、旧モジュールをリネームして、新モジュールをコピペしてサービスを再起動するという、バッチ化してしまえばいいような作業だったと記憶しています。ログもとれるし、そっちのほうが安全なのでは?とも思うし。
そして、その作業を引き継ぎきれないのは一体…。と思ってしまうのですが、先輩も私も若かったということなのでしょう。細かいところでいろいろとあったのだろうなと。
割と今でもこういった『職人技』はあらゆるところで継承されていて、私たちって『システム屋』ではないのか?と疑義を呈したくなることもあるのですが、『システム屋』だからこそなんだろうなと、諦めに似た気持ちになることがあります。
自分に関係のないものであれば「どうぞどうぞお好きなように」と言えるのですが、自分に少しでも関係のあるものならば、怖くて仕方がありません。それが原因で障害が発生することがあるんだもの。