Kindle Paper Whiteを購入して1年間が経過した。1年間使ってみた感想と変化を述べていきたい。
電子書籍1年間
2017.9.30(土)
まずは購入したきっかけからお話しするが、途中で書くのに飽きて1年間使ってみた感想までたどり着かないかもしれない。そこは最初に断っておく。
購入した理由
以下の3つが購入した理由である。
- Kindle Unlimitedサービスが開始されるときいたから
- 電子書籍がどんなものか試してみたかった
- 増殖する本の山をどうにかしたかった
順に述べていく。
Kindle Unlimitedサービスが開始されるときいたから
「月額980円で気になる本が読み放題」これは読書が習慣になっている人にとっては魅力的なことではないだろうか?週1冊読むとして、月980円/4冊 = 1冊あたり245円。普段読んでいた文庫本が500円以上はすることを考えると、大変お得である。
実際は無料期間を含め、2か月で解約することになったのだが…。そのお話は別途書くことにする。
電子書籍がどんなものか試してみたかった
電子書籍端末が出た当初は目が疲れるとか、電池がもたないとか、紙の媒体に到底かなわないということが定説だったと思う。
しかし、電子書籍の登場からかなりの年月が経ち、洗練されてきたことから、そろそろ買ってもいいのでは?という思いが湧いてきたのである。
増殖する本の山をどうにかしたかった
私は読む本は基本的に購入していたので、たいした収納能力のない書棚には収まりきらなくなり、読み終わった本は押し入れの中に積んでいた。
そうして、積んだまま読み返すことのない本にスペースを占領されることを無為に感じていた。また、読み返したいと思った時に掘り起こす労力が必要になることに嫌気がさしていた。
さらには妻は滅多に本を読まないので、この山はいったい何のためにあるのか?と自分に問うたときに、明確な答えが出せず、ただ無駄に連なる私の知識の集積だと感じてしまい、それならば物理的な媒体で保管しておく必要はないだろうと結論付けた。
kindle unlimitedを試した
2016.11.3
1か月無料で2か月契約してみた。そして解約することを決意した。その理由は三つある。
- 読みたかったものが一通り読み終わったから
- 読もうと思っていたものが読み放題対象外になったから
- 追われるように読むのに疲れたから
読みたかったものが一通り読み終わったから
「読みたかったもの」とは以下のような作品である。※以下、敬称略
・小説
阿部和重「しかく」「Deluxe Edition」
東川篤哉「放課後はミステリーとともに2」
・漫画
手塚治虫作品「アドルフに告ぐ」「火の鳥」「奇子」など
・技術書
電子書籍では読みやすいのか読みにくいのかを検証
・その他
ビジネス本とか生活本とか、普段買わないけど、どんなことが書いてあるか興味があったもの
を一通り読めたので満足した。
読もうと思っていたものが読み放題対象外になったから
kindle unlimitedでは一度に10冊しか読み放題書籍として借りることができないので、10冊以上借りるにはすでに借りている書籍を返却する必要があります。まあ、一度に10冊読まないんだからいいだろうと思っていたのです。
しかし、Aを読み終わったら、Bを借りようと思ってAを読み終え返却したのち、Bを借りようと思ったら、Bが読み放題対象から外れている…。ということが何度かありました。
借りてる状態であれば読み放題対象からは外れないらしいので、読み放題対象から外れそうなものは読み放題対象になっているうちにキープしておく必要があって、それを判断するのにも疲れました。
追われるように読むのに疲れたから
これが一番大きい理由かもしれません。
1か月読み放題対象を何冊読んでも980円となれば多く読んだほうがお得です。そうなると、「たくさん読まないと損」という考えに陥り、どうでもいい本を追われるように読んでました。
そもそも私の読書量は週5で(通勤時。なので土日祝日は読まない)1日80~120ページ(現代の小説の場合)なので、週に1、2冊程度が読了できるペースです。普通に読めば、月間にするとだいたい6冊ぐらいしか読めません。
なのでそれ以上に読もうとすると、ほかの部分に時間を使ったり、読むペースを速めたりしなければならず、これに疲れてしまったのです。
そもそも980円/6冊 = 1冊あたり163.3円なので月に6冊本を買う(小説だと1冊平均650円)よりもお得じゃないか!という考えで契約したのですがね。。
解約したら落ち着いた
解約して普通の読書ペースに戻り、落ち着きました。やっぱり読みたい本を自分の読みたいペースで読むのが一番ですね。
考察
Kindleは買ってよかったものの一つです。1万円以上する価格に尻込みしていたのですが、思い切って手を出してよかったと思っています。
その「よかった」という想いは、メインブログのほうでも書いてしまうほどです。今でも通勤のお供に大活躍してくれています。