結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

教育実習記(1)

2005.9.17(土) 大学3年生 夏休み

 

 

本編

 

まさに夢見心地とは
このようなことを言うのでしょうか。


9/12日から教育実習に行っております。
大学の附属の中学校に勤務しております。
朝は6時11分の電車に乗り
帰りは20時54分の電車で帰る毎日です。
乗車35分。駅から学校まで徒歩約40分です。
ちなみに家から駅までは自転車で20分。

おいっ!

 

初日

緊張したままに一日が始まりました。
配属されたクラスの担任は「堀内恒夫」似でした。

配属されたのは3年生のクラスでした。
3年生に見えないぐらい幼く見えましたが、
頭の中は優秀です。
のびのび育って、柔らかくあらゆることを吸収していったんでしょう。
初日は名前を覚えるので必死でした。

朝の会 帰りの会 弁当(給食がない)
もう、必死ですよ。だって、どうせならやだやだで終わらせたくないですもの。

さて、
授業ができていないまま教育実習に来ることほど恐い物はないでしょう。
教科担任にとりあえず、こんなんでやりたいんですが…。
と見せに行きました。

「やってみれば?」

はぁ

初日はそのままに終わりました。
緊張するのは明日だなと、明日がとっても遠いような気がして
明日がとっても近いような気もしていました。

寝ても1時間起きに起きてしまう
相当緊張しているんだなぁと思いました。

 


2日目

4時間目に最初の授業がありました。
社会科の公民の授業です。
地方自治」の単元を扱います。

今日のタイトルは「地方自治のしくみを知ろう」

もの凄く緊張してましたね
だって、25分ぐらいで計画していたものを
すべて終わらせてしまったのですから…

しかし、残りは今日は終わり~とすることはできず。
終わってしまったと悟られないために
必死に展開。
教科書を読んでみたり
資料集の問題をやらせてみたり。

アドリブアドリブ

やっと、終わって脱力
生徒達は静かになっていました。


教科担任の一言
「生徒達ひいてたね…」

ははは

ずーん

というより
もう、僕の教育実習は終わったかな…
と感じた、どうでもいい感が
数日後、僕をまた苦しめるのでした。

その後すぐ弁当だったので
まぁきまずいきまずい。
から笑い響く響く…。

続く

 

考察

教育実習は一つの転機だったのかもしれません。私は教師になりたいと思っていなかったのですが、あわよくば教師の仕事にありつけるかも?という期待を捨てておりませんでした。しかし、教育実習を経験して、「私は教師になってはいけない」と思わされました。

 

何より、私は社会科が好きではなかった。ゆえに、社会科を暗記科目としか思っていなかったんです。そんな人が授業を作れるわけがなかったんです。他の社会科が好きな人がなんであんなにさくさくと授業を作れるのかが分からなかった。

 

現在ではそうではなく、歴史と言う縦の軸と、地理という横の軸を体系的に学ぶものだと思っていますが(社会人になってから好きになったヨーロッパサッカーで体系的に学ぶことの楽しさに気づきました)。