結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

教育実習記(2)

2005.9.23(金)

 

すべて思い出すのも大変なようで
言葉にするとつまらなくなってしまうのも然り

 

 

本編


さて、前半戦終了した我が教育実習ですが
名場面集?としてお送りしたいと思います?

 

名場面ベスト3

えー、前半戦を振り返ってみて、たくさんありましたねー、楽しかったこと、辛かったこと、苦しかったこと、笑ったこと。
その中で特に印象に残ったものを3つ紹介いたします


第3位 教科担当ご立腹


担当「できるの?」
僕「はぁ、多分…」
担当「どこまで分かってるかがポイントなんだよね」
僕「はぁ」
担当「で、どうだい?」
僕「まぁ、やってみたいと思います」
担当「夏休み中キリギリスになってなかったかい?」
僕「いや、新聞読んだり、本読んだりして勉強してたんですが…」
担当「で、わかったの?」
僕「んーーー。」
担当溜息…。

 

担当「ちゃんと勉強せなあかんよ、君。」
僕「すいません」
担当「これまで7年この仕事やってるけどね、初めてだよ、
   指導書貸したり、俺の書いたのそのままやるやつ。」
僕「はぁ、すいません」
担当「もうちょっとがんばらないかんよ。」

 

まー、2回目の授業がですね、当初考えていたものから大幅修正というか、授業のやり方を変えないと今後の授業が危ういなと思いまして、変更せざるを得なかったんですよ。
で、全く思い浮かばなかったので、指導書やらをみたりして授業を作ろうとしたんですけど、結局理解不足に陥り、うまく授業の形につくりあげられなかったんです。

 

で、優しい教科担当に授業の展開を作っていただいたんです。
でも、理解力が乏しく、結局散々な授業になってしまったんですが…。

 

しかし、公民は難しいですね。
このまま読んで理解できるじゃん?って教科書は作ってあるんですが
その通りやるとおもしろくないし、はっきりいって授業をやる必要があるのか?
と思えてきます。

 

さらに、多面的・多角的な視野を生徒達が持てるようになることが必要ですから
教える側も資料やら、指導やらうまくやらないと、一面的・表面的な理解までしか到達できない。

 

言い訳してますねー。
それぐらい、切羽詰まってたんで。

 

それ以来教科担当に会うのが嫌になった?
いやいや、僕を怒ってくれるんです。
悪いところを指摘してくれるんです。
どうしたらいいか、指導してくれるんです。
なかなかいい人ですよ、面白いし。
怒り方も素晴らしい。
だから、怒られるのワクワクして指導受けにいきます。


つづく

 

考察

こういった苦い経験、大分現在に生きている気がします。この時は辛かったけど、怒ってくれてありがたかったですよね、今振り返ると。

 

何かを教えるためには、知識をインプットして、自分の中で整理して、まとめたうえで、自分なりの表現で伝えなくてはいけない。どのような伝え方がいいのか、それは自分と相手に適したやり方を考えなくてはいけない。

 

それをスルーして、言葉だけを丸暗記して授業したところで、何も伝わりませんよね。仕事をするようになって、情報共有やプレゼンの機会があるたびに、この時のことを思い出し、反面教師として生かすことができています。