結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

キャンディキャンディ作戦を決行した時の話。悪戯が好きだったあの頃。

2008.1.18 社会人1年目

 

平然と席を立った隣の先輩の机の上の袋入りの飴を食べてのける、弛み始めのもうすぐ2年目社会人は ある試みを企てた。その名も「キャンディキャンディ作戦」である。格好悪い?そんなことは決してない…決してないはずだ。

 

 

キャンディキャンディ作戦

実験台は勿論、隣の先輩である。作戦の内容は 先輩が食べている飴と同一種類の飴を買ってきて、前日先輩が食べた分だけ、翌日の朝補充するのである。

 

ああ、「なんたるくだらない企てだろう」と多くの方はお思いになるかも知れない。「君の親が知ったらさぞや悲しむことでせう」なんてお節介な一言を言いたくなるかもしれない。

 

しかしこの企ては、歪んだ心の作戦実行者を抱腹絶倒させ、かつ職場の雰囲気を和やかにする効用を持つのである。

 

予想経過

作戦の予想経過は以下の通りである。

 

実験開始日は先輩がキャンディの袋を開けた日にする。実験開始日から数日経過すると、先輩は「以外にこの袋飴、たくさん入ってるんだなぁ」と思うはずである。その飴のおいしさも手伝って、先輩のテンションはハイになる事であろう。

 

さらに数日経過すると、飴袋から飴を取り出す過程で、「この飴、いつ買ったんだっけ?」と、漸く不思議に思い始めるはずである。

 

そう思った時の先輩の挙動をちらりと見、隣の作戦実行者は含み笑いを堪えつつ、笑みを悟られぬよう、顔を歪ませて咳き込むことだろう。笑っていることを悟られてはいけないのである。

 

またさらに数日経過して、先輩は漸く誰かが飴を補充している事に気づくのである。照れながら含み笑いをしながら、 隣の作戦実行者に対して「飴袋に飴補充してない?」 と切り出すときの仕草が、『たまらない』のである。

 

そして作戦実行者は質問を肯定し、 先輩と笑い合うのだ。

 

その後作戦実行者は、先輩より「悪戯好きだなぁ」 と作戦終結宣言であると同時に最大級の賛辞であるお言葉を頂戴し、その笑いの理由を求める周囲の人間をその笑いの渦に巻き込むのである。

 

以上。 作戦実行者の検討を祈る。

 

考察

当時は悪戯が本当に好きで、こういった事をするのが日常茶飯事でした。

 

ゆえ、「面倒くさい」と言われたことも数知れず。それでもめげずにやってしまうのですが。

 

今でも悪戯心は持っていますが、当時ほどの情熱はなくなりました。それがいい事なのか悪い事なのかはわかりませんけど。