レビュー日:2006.7.3(月)
アメリ
モンマルトルのカフェで働く変わり者のアメリ、22歳。彼女は負けず劣らず変わり者の人たちに囲まれて生活していました。あることをきっかけに、「人を幸せにすること」に喜びを見いだした彼女は、他人の人生にお節介をやいてまわるのでした。しかし、アメリは人をちょっぴり幸せにはできても、自分が幸せになる方法は知らないのでした。果たして、アメリは幸せになることができるのでしょうか?
2001年
ストーリーと世界観を勘違いしたのと、オドレイがDVDのジャケットの顔からは想像できない声をしていたので、2度驚かされた作品。
グロテスクでいてかわいくお洒落な世界観を構築するジャン=ピエール・ジュネ監督の本領が発揮された作品。映える青の使い方が独特。音楽も外すことなくハマりすぎるほどにハマっています。
ちょっぴりダークなユーモアもあるけれど重すぎないところがいい。それでいて軽すぎないところもいい。
絶妙なバランスの下に成り立っている映画だと思います。ガッツ石松ぐらいのバランス感覚持ってる。
魔女的風貌のオドレイが可愛すぎないところがいいんですね。うまくハズしているというか、カワイいところもあるんだけど、不細工なところもあるところをうま~く撮影しています。だから応援?したくなってしまう。
コメディと捉える人がいるらしいけど、あくまでミステリーなところが素敵。ストーリーに散りばめられた謎には絶妙な謎が用いられており、おいしくお召し上がりいただけます。
なにより、アメリが人々をちょっぴり幸せにしていく姿をみると心がぽかぽかと温かくなります。映画が進む事に、画面から、そのちょっぴり幸せさが溢れ出てくる映画です。
見たことない人は、是非、お一人様で鑑賞してくださいませ。
考察
オドレイ・トトゥのファンだったんですね、この頃。立て続けに作品を見てレビューしているあたり、かなりの情熱を感じてしまいます。
アメリは映像が綺麗で面白かったことは覚えているのですが、ストーリーそれ自体が朧気です。また見てみようかな?ちょっとアレなところがあるので、一人でみるのがいいかもしれないと思いつつ。
子供と一緒に見るのだけはやめておこう。