レビュー日:2006.6.28(水)
ロングエンゲージメント
「アメリ」のオドレイ・トトゥとジャン=ピエール・ジュネ監督の再タッグ作品。舞台は第一次世界大戦後。戦争で徴兵された恋人の消息を探る女性オドレイ演じるマチルダの物語。マチルダは足が不自由な代わりに直感が鋭く、恋人が生きていることを疑わない。伯父夫婦の反対を振り切りマチルダは親の遺産を元手に恋人捜索をはじめる。果たしてマチルダの恋人は生きているのだろうか?
2004年
フランス版「はいからさんが通る」ってどっかの作品紹介にあったのですが、「はいからさんが通る」ってどんな作品なんでしょう?
オドレイが見たくて観た作品。アメリの監督との再タッグだったので映画館で観たかったのですが、見に行こうとしたら終わってました(^^;
ジャンルはミステリーになるんでしょう。ミステリーってジャンルは好きです、本では。この作品は、見える(そうなってくれないと困る)答えを辿るミステリーです。ゆえに、いかに現実に即し観る人を落胆させず、かつ、はっとさせる謎の解明があるんだろうなと思って見てたのですが。
ちょっぴり、謎が面白くなかったかな。伏線もちゃんとあるんですけど、驚きがなかったというか。あっさりとしちゃってるんですよね。
映画は本と違い、自分のペースで見るのではないから、制作者はうまく緩急をつけることが必要になってくると思うんですよ。
それがちょっぴりうまくいってなかったかなぁ。話も序盤はうまく世界観を構築していたのですが、後半は単調になってまして、飽きが来てしまう展開でした。戦争の回想シーンとマチルダの行動を交互に出していくのは上手かったんですけど。
それでも、映像に至ってはモノの捉え方(映し方)と世界観の構築はこの監督ならではです。アメリの時と変わらず、色の使い方が上手いです。アンティーク調っていうのかな?
戦争のシーンなど、ちょっぴりグロいところもあるんですが、それが、グロすぎず悪意を感じさせない絶妙な映し方をしているところはさすがですね。
オドレイが出演の話題のダヴィンチコードも謎解きらしいので期待してDVDが出たら観ようと思ってます。
考察
映画本編についてはまったく覚えていません…。ただ、この後「はいからさんが通る」を読む機会があって、「はいからさんが通る」の方はよく覚えています。
ギャグパートとシリアスパートの対比が絶妙な物語でしたよね。アニメの主題歌もかなり印象的で。
と主題歌の動画を調べようと思ったら、昨年映画化されていたんですね。これは噂を耳にしてそのまま忘れていたネタでした。面白かったのでしょうか?見てみたい。
(全然、ロングエンゲージメントと関係のない話になってしまった…)