レビュー日:2007.8.26(日)
タッチ
双子の兄弟、上杉達也・和也と浅倉南は幼なじみ。高校生になり、和也は3人の夢「甲子園」を目指して快投を続けるが…。あだち充の名作を映画化。
甲子園が終わってしまいましたので、その余韻に浸ろうと鑑賞。
マンガ読んでから見れば話分かるけど、展開早すぎ。こういう作品だから、漫画読んでね~。まさみちゃんかわいいよ~。と、漫画と長澤まさみの宣伝映画なんじゃないかと思ったぐらい。
漫画が長いだけに2時間に圧縮するのは難しいんだろうけど、達也の成長の軌跡なく、剛腕投手になった姿に移行してしまうのは成長ものとしてもつまらないし、「ああ、漫画的だよなぁ」と、ありきたりさを見せつけられる感じで歯がゆかった。
漫画はキャラクターの表情が乏しく(あえてそうしてる感じはする)飄々と話が進んでいくため(高校生な感じも特殊である)伏線に気づきにくく、こういうことだったのか!みたいな驚きがあったりした。
それを再現しようとせず、しっかり人間ドラマを描こうとした姿勢はいいのだが、それも中途半端でとばされたり、省略されてしまったりするので、物足りない感が最後に残った。
映画にするよりもドラマにした方が良かったのではないかと思うのだが、H2をドラマ化してしまったため、致し方ないのだろうなぁ。
考察
最近、MIXというタッチから26年後の世界の明青学園を舞台にした、あだち充作品がアニメ化されましたね。
タッチは漫画を全部読んだのですが、このMIXは手を出せていません。というか、最近まで知りませんでした。MIXのアニメを録画して楽しみにしてはいるのですが、まだ見れておらず。
タッチ(漫画)が良かったと思ってしまうのだろうか…。