レビュー日:2008.4.6(日)
映像化不可能と言われた、江戸川乱歩の4作品を映画化。乱歩の不気味で不思議な世界を楽しめる。
乱歩地獄
パッケージから。江戸川乱歩のパロディ作品なのかな~。と思って借りてみたら、全然違いましたね(^^;
もの凄く恐いのに、世界観に戦慄がないので恐怖とはまた違う不思議さの中の恐さが楽しめました。
どれもグロテスクなのですが、それが気持ち悪いだけに終わらない。その中に不思議な芸術性が見えてしまうのが素晴らしいです。(作品のテーマだった気が。)
物語として分かりやすかったのは「鏡地獄」成宮寛貴はあんな役がとても似合うなと。
「蟲」はすごくシュールな感じがして好きでした。すごく不気味なのに、笑ってしまうという。
見るときは是非、お一人で♪
考察
「蟲」の映像は覚えています。確か緒川たまきさんと浅野忠信さんが出演されていて、物語は覚えていないのだけど、「乱歩地獄」という言葉を見るとそのシーンが思い出されます。描写が衝撃的だったからかな。
リンク
怖かったのですが、興味が湧いてきたので江戸川乱歩作品に手を出そうと思った記憶はあるのですが、結局出せぬまま10年が経ってしまいました。これもいい機会なので、今度読んでみようかな。