レビュー日:2008.12.14(日)
ステファンは実生活ではあまり冴えない男だが、夢の中では無限大に広がる想像力で大活躍。メキシコからパリへ引っ越した彼の隣の部屋に引っ越してきた、ステファニーに恋心を抱くが、不器用な彼は思いをなかなか告げられない。夢の中に救いを見出そうとする彼は、次第に夢と現実の区別がつかなくなっていき。。
恋愛睡眠のすすめ
夢落ちほど、悲しい体験はなかなかないでしょう。
コメディながら、現実恋愛パートと冴えない人生っぷりは以外にシリアスで、ダメダメなステファンを見てると、自分を顧みてるみたいな気がして、なんとも切なくなってきます。
不器用な人生に付きまとうのは、タイミングの悪さということでしょうか。
夢に溺れる系の話は、麻薬でスパークしたり、人から気が狂ったように思われたりする展開になり、後味が悪くなる話が多い気がしますが、
この物語は夢のパートのコミカルさも、現実の冴えなさっぷりも、アニメさながらの演出で、最後まで笑ってしまえるお話になっています。
ステファン役の人、実世界では相当モテそうだけど(笑)
考察
かなりいい夢を見て、目が覚めてそれを夢だと知った時のショックってかなり大きいものがありますよね。それで一日中残念な気持ちに支配されたこともありました。
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ましてや恋愛の夢オチなんて凄まじくショッキングなものなのに、それを毎晩見続けるって拷問だと思うんですが、いい感じに仕上げていた映画だったと記憶しています。
「ステファン…ステフ…ステファン…ステフ.…」って呼び合うシーンが印象的で、いまだに頭の中で再生することができます…。