ライブレポート日:2007.5.14(月)
ママとマスター
ライブ当日は研修終了時間が遅れ、大急ぎで会場に向かいました。原宿駅から走った甲斐あり、6時55分頃にAX到着。開演時間には間に合いました。
今回は2階席だったので、のんびり見ることができました。前回(2005年)はE席でチラチラとしか見えませんでしたが、今回はC席で見えまくりでした、金戸さんと高野さんが。
実は、ここのところビートルズ熱が再炎し、キンクスの「ヴィレッジグリーン」を最高に気に入り、キング・クリムゾンにハマリだすなどバイン離れが進行していたのですが、ライブで完全に引き戻されました。
これ4000円は美味しすぎるでしょう!新しい曲から昔の曲までまんべんなく演奏してくれ、古くからのファンは冒頭の部分でどの曲か当てられてしまう自分に酔うこと間違いなし。学習用の旧譜も今なら1980円でお買い得!(2007年現在。と宣伝を入れておきます)
以下セットリストネタバレですので、これから参戦される方はご注意くださいませ。
セットリストと曲の感想
1曲1曲を解説しておきたいところですが、興奮の赴くまま一気に書くとぐだぐだになると思うので、気が向いたら追記していきます。
ランチェロ'58
オープニングはこの曲。なかなか神々しい雰囲気で始まったので、今回のツアーは神々しいの?と思いきや、KINGDOM COMEはやらなかったです。
スレドニ・ヴァシュター
この曲は普通。このとき一生懸命汗拭いてました(苦笑)。あんまり好きじゃないのかも。
シスター
ここから痺れてきました(耳がじゃなくね)。ノイズが強い2階席でも序盤だったせいかまだ聞こえました。だから痺れた。(「その未来」あたりはキツかったっす)
(All the Young)Yellow
このリフ、さすが西川さんって感じなんですけど。さりげなくすごすぎ。2番のタナ歌詞は改造しすぎてよくわかりませんでした。
ナツノヒカリ
ここでMCが入り、「一足早く夏をお届け。」的なノリではじまった曲。(ちなみにこの時、隣の席の二人の女性がタナカ毒に酔ってました)ちょっとギターサウンドを変えていて新鮮でしたが、サビのコーラスがなくて寂しかったです。(「あーあーあー」ってやつね。)
南行き
ナツノヒカリではやりませんでしたが、南行きではコーラス全開だったのが嬉しかったです。コーラスの時亀ちゃん見てたら何故か吹き出してしまいました。(全員コーラスって馬鹿馬鹿しくって面白いですよね)
ギターユニゾンもしっかりハマって好印象。最初のピーク。
GRAVEYARD
この曲はサビをもう一度続けるとしつこくなるけど、続けないとおかわりがほしくなる、絶妙なバランスを持つ曲だよなぁと改めて思いました(最後のサビだけコーラスが入るんだよね。)
13/0.9
「新しいアルバムには口では絶対言わないことが詰まってます」みたいなMCをしたので、ここから新曲づくしになると思いきや、しばらく旧譜の曲が続きましたね。絶対狙ってやってますよね。(ちなみにここでも再び隣の席の二人の女性がタナカ毒に酔ってました)
一昨年のスタートナンバーでしたが、ここに持ってきてもしっくり来る出来でした。完成度はまた上がったのでは!?ここからけっこう重めの曲が続きます。
アナザーワールド
この曲も最初の印象と相当変わりました。作ったときとは別のアナザーワールドにやってきた感じが。好きなのはかわりないですけど。
インダストリアル
CD聴いてて相当難しい曲だよなと思っていたのですが、しっかりと演奏してしまうのですね。ギターの音色とアクセントが洒落てるわ。
豚の皿
「皿を満たす皿を満たす…」の低音コーラスが大好きです。西川さんもコーラスやってくれればよかったのに…(その分ギターと動きがはじけまくってましたが。)。
ママ
この曲、意外とお洒落ですよね。ベースラインが11%MISTAKEあたりのメロディーを引き継ぎ、VIRUSのようなリピート麻薬も効いているし。
Juxtaposed
この曲でまたまた低音コーラスにやられてしまいました。相当好きなんだなぁと自分にしみじみします。サビに移るときの音がちょっぴり弱かった感じもしましたが、それ以外はかなり。やはり低音コーラスが、良すぎる。
ここの濃厚ゾーンで(何処だったかは忘れた。)スイマーのギターっぽいのをひいたので始まるのかなと思ったら、終わってしまいましたね。このゾーン、2階席から1階のお客さんを見てるとどう反応したらいいのか分からないゾーンだったみたいでなかなか面白かったです(笑)
FORGE MASTER
この曲、題名分かりませんでした。(今回のアルバム題名確認してないんですよね)でも。曲と構成はしっかりと覚えてました。さすが引っ越してすぐに鬱にしてくれたアルバムだね♪ってなもんです。
この曲、満員電車に乗ってるときについつい口ずさみたくなりますよね(笑)
ノイズが凄い曲でしたが、西川さんのギターさばきが素晴らしかったです。(サビでの力の抜き加減も最高)
指先
CDほど切なくならずにすみました(笑)ブログやめようかしら?と追い込まれなくて良かったです。
I must be high
最初の歌詞を「ネガった(ネガティブになったって意味) ぶっちゃけながら嘔吐」だと思ってたのですが、歌詞、先ほど確認しましたら…違いますね。あともう一カ所絶対違うこと言ってますよね、敢えて言いませんけど。自分の周り多いんですけど(爆)
そんな曲。
あ、高野さんのキーボードが面白かったわ。
棘に毒
これもインダストリアルと並んでお洒落路線です。CDだと他のアーティストっぽいんですけど、ライブはバインでしたね。タナカヴォイスに(喉痛めちゃったのかわからないけど)優しさを感じました。
COME ON
ライブは良かったです。ライブじゃないといかんです。何故コレが両A面!?と甚だ疑問でしたが、謎は解けました。非常に一体感を感じさせる曲でございました。
Score
ホント、ガキにはわかるめえ。以上。
FLY
非常にノイジーでした。ギター三本。RADIOHEADですかい。新木場で聴き直して参ります(苦笑)
その未来
Scoreあたりから耳がやられててですね、サビしか一体感が感じられなかったのです。あと、こんな曲だったっけ?みたいなのもあった。
Smalltown,Superhero
最初のアコギの音に鳥肌CDは他のアーティストのにおいを感じましたが、やっぱりバインの曲でした。キーボードの音がそう感じさせてたのかも?
これで本編終わってしまうとは…と思ったら結構曲やってたんですよね。楽しすぎて、あっという間だったというか。
アンコール
ここからはアンコールです。AXの二階席は疲れた体には最高です。ただ、お尻が痛くなります。。
今回のライブはチラチラ見える結構動く西川さんに驚きました。あと、亀ちゃんの演出力は素晴らしいと思いました。意外にアツいんです。加えてタナカ氏の動きはマンガチックでした(笑)
サポートのお二人は音的にも立ち位置的にも絶妙な位置をキープしておりまして、このままの体制でまだずっと行ってくれるんじゃないかな~?と思っております。(もう少し近すぎても遠すぎてもいけない気がするのは我が侭?)
あと、始まり方がCDと違っても何の曲か分かっちゃうのは嬉しかったです。
フィギュア
これはサーキュレーターの中のカプセル飲む歌だ!と、すぐ気づいたのですが、しばらく題名が思い浮かびませんでした(苦笑)
アンコールであれかい!と帰り道にツッコミ入れてた男性二人組がおりました。(でも、あんなノリが好きとも言ってました)
これもアヤシイコーラスが大好きです。
君を待つ間
大人気ナンバーですね。ワーワー盛り上がりました。僕の目は西川さんに釘付けです。釘付けです(笑)CDよりもさわやかさが増してますよね。ウツウツした思春期調が消えてきてる。
マダカレークッテナイデショー
もう一曲やらせてくれ!といって始まりました。まさかこれとは思いませんでしたが、最高に楽しくライブを締めてくれました。モーパッサンの女の一生がフラッシュバック!
おわりに
以上、長々と一曲一曲の感想でございました。レビューではなく、あくまで感想なので、超情緒的なところが多々ありますが、それほど楽しかったということですたい。
ということで、次はツアーパンフを買おうかしら。
考察
研修でストレスが溜まっていたので、それを発散できたみたいです。このタイミングで行けて良かったね、と昔の自分に言いたくなるぐらいいいライブだったようですね。
毎年バインのライブには参加することになるのですが、毎度毎度爆音にやられ、最後の方はよく聞き取れなくなってしまうんです。そして、ある時耳がやられてしまって、田中さんの声が耳に残響を残すようになってしまったのです。
これはどうしたものかと悩んでいた時に、ライブ用の耳栓なるものをみつけ、装着したところ、かなりクリアに聞こえるようになりました。こういうものがあることを知っていたら、もっと早くつけていたのに…と思いつつ、悪くなってからじゃないと「失礼だ」と感じてつけなかったのかもしれませんが。
この耳栓を付けると、ノイズがカットされ、音の一つ一つ聞こえやすくなる感じがします。音圧は体で感じているのでダイナミック感は失われませんし、ライブにより没頭できる気がします。バインのライブには欠かせないアイテムになりました。
といっても、最近はご無沙汰なのですが…。