結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

One For the Road / The kinks

  

レビュー日:2006.2.18(土)

 

 

 

ハードロックの祖、イギリス60年代4大バンドの一つ、キンクスのライブ盤。「You really Got me」「All Day and All of the Night」など代表曲を網羅した1979年のライブを収録。

全21曲 1980年

 

One For the Road

「You Really Got me」「All day of the All of the Night」など、曲はかっこいいんだけど音がしょぼくて…。と、お悩みのあなた(笑)このライブ盤を聴けばそんな悩みは解消です☆

 

このアルバムは、キンクスが再び浮上するきっかけとなったアルバムです。

 

ヴァンヘイレンが「You Really Got Me」をカバーしてくれたおかげで、再びキンクスへの注目が高まる中、「ヴァンヘイレンよりハードなYou Really Got Meが聴ける」(僕はヴァンヘイレンの方がハードだと思うけど…)という触れ込みでこのCDがリリースされます。そして、本作が見事ヒットし、キンクスはシーンに戻ってくることになるのです。

 

音はライブだから荒削りなんですけど、CDの音のしょぼさと比べものにならない骨太の音がここにあります。

 

ただし聴く前提は「キンクスが嫌いじゃないこと。」

 

このアルバム、キンクス好きの人のために出したようなものなので、嫌いな人にはおすすめできません。嫌いじゃなければかっこいいライブ音源として聴けるはず。

 

「Rola」の前奏でしびれたし、途中の観客の合唱は鳥肌もの。

「Victria」のサビでの合唱でも鳥肌。この曲こんなにかっこよかったっけ?って思いました。どの曲も原曲よりいい曲になっている気がします。

 

キンクスの曲に触れたことがある人には是非聴いていただきたい一枚です。

 

考察

このライブ盤は怠くて記憶があるんですけど、記憶は改竄されていくんですねぇ。。私はKinksにこんな感じのものは求めていなくて、「シャララー」ってレイ・デイヴィスが歌ってるのが好きなんです。

 

そう考えると、ロンドンオリンピックの閉会式で彼が歌っていた「ウォータールー・サンセット」は最高でした。一人で出てきて、「友達なんていらない」って歌ってたのは最高だったな。

 


Ray Davies (of the Kinks). - Waterloo Sunset

 

大トリのザ・フーより感動しましたから。このライブ盤を聴くより、ここでの1曲を聴く方をお勧めします(笑)