2010.10.6 社会人4年目
弟とルーファス・ウェインライトの東京公演に行ってきた。
ルーファス・ウェインライト 2010
二部に分かれたコンサートで、一部は拍手も歓声も一切していけない制約があった。会場は緊張に満ち、ルーファスの声と彼の奏でるピアノと映像作品だけが空間を支配していた。
第一部
非常に不思議な感覚だった。最新作が母の死や妹の出産など、彼の家族に様々な変化が訪れたことに触発されて作られたアルバムだったためか、曲を聴きながら隣で一緒に見ている弟のことを思い、地元にいる家族のことを思い、気づくと涙が流れていた。
生きることは非常に辛いことで苦しいことで、だからこそ家族という絆で生を紡いでいるのだと漠然と思った。
第二部
第二部は自由に楽しんでよかったので、リラックスして心地よさに酔った。
生きることは楽しいことで、ルーファスが東京で買ったというオレンジパンツがすごく似合ってるなと、あんなにオレンジパンツを履きこなせる人いないよなとずっと思っていた。その想いを込めてたくさんの拍手をした気がする。
いい公演だった。
考察
ルーファス・ウェインライトの来日公演は3度ほど行きましたが、そのどれもコンセプトが違うもので、とてもワクワクしたものでした(1人コンサートは期待を裏切られましたが…)。
待ち合わせをしたとき、「禿げてきちゃったよー!」と弟が言っていたことがとても印象に残っています。私から見ればそんなことはまったくなく、10年近く経った現在でも彼の髪の毛は健在ですから、何かの冗談だったのかな?
そちらは覚えているのですが、ルーファスのオレンジパンツがどんなものだったかは全く思い出せません。