結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

tahiti80の新譜「fosbury」が待ち遠しかった時の話。

2005.2.11(金)

 

 

fosburyを待ちわびて

久しぶりの新譜が出ると言うことでワクワクしております。フランスのポップバンド、tahiti80。フランス人ですが英語で歌っています。本人達いわく「フレンチポップになっちゃうでしょ」とのこと。

 

(2005年)2月23日(確か)にサードアルバム「フォズベリー」がリリースされるんです。いやー、待った待った。この人達は仕事がマイペースでして、ファーストからセカンド出すまでに3年かかり、セカンドからサードまでにまた、3年近くかかってます。(その間2枚ミニアルバムは出たんだけど、フルアルバムの中に収録しきれなかった分だそうで)じっくり曲を詰めているのだか、趣味がそのまま「仕事」になっているのか。

 

しかし、ここまで待たされても楽しみにしてしまうバンドはそうはいませんよ。その理由は、彼らの曲は初めての人でも聴きやすく、優しく、そして繰り返して聴いても飽きないんです。こんなバンドはなかなかありません。まさしく時代が求めるオンリーワン(古いか…)ワン・アンド・オンリー!

 

おさらい

では、サードアルバムが出る前に、前2作についておさらいしておきましょう。今からCDレンタルショップに行って、借りてこい!っていいませんけど、聴いて欲しいわけです。

 

PUZZLE

  

1stアルバム「PUZZLE」は、瑞々しい良質のポップスであり、キャッチーなメロディーと、それにマッチするハスキーな歌声が各方面から絶賛されたアルバムで、これによって彼らは懸命になって宣伝活動をしないでも、趣味の音楽をそのまま仕事として続けられることになったわけですね(笑)うらやましい。

 

この作品ではポップな曲で始まり、ポップな展開で、ポップに終わるという、非常に軽ーい、軽ーい触感のアルバムとなっております。空気と同様に漂うその音楽は、その空間を縛り付けることなくどこまでも自由な広がりをみせ、清々しい気持ちにさせてくれるのです。

 

この秀逸な曲郡の中でおすすめしたいのは3曲目の「heartbeat」。曲の展開は基本「繰り返し」なんですが、繰り返し繰り返し何度でも聴きたくなる軽さと、耳から離れないメロディーにもうメロメロです。

 

ボーカルのグザヴィエさんの息づかいにもやられること間違いなし。この曲はシングルで発売されたので、アルバムレンタルしてなかったら、これ買うのもいいかも。リミックスされたバージョンがたくさん入っています。

 

wallpaper for the soul

 

2ndアルバム「wall paper for the soul」では、新たな実験的とも言える試みをして、ポップミュージックの可能性に挑戦しています。

 

全作の評価が最高級のものばかりだったため、メンバーにかかる重圧は、かなり重いものであったと思われますが、それをはねのけるように、さらなる高みをめざして様々なアイディアを取り入れ、また最高のアルバムを仕上げたのです。

 

全作の軽さを極力保ちつつ、音と展開に深みを加え、各曲の色が統一されないものになりました。曲のクオリティの向上、バリエーションの増加もその要因となっているのでしょうが。

 

全作では全体の色としてポップレインボーだったのが、今作では信仰と共に音と共に色の世界をも楽しませてくれる物になっています。聴いてて心地よい感覚は全作と変わらずで、洗練されたポップミュージックを提供してくれたのです。

 

fosburyへの期待

ワクワクで発売日がまちきれなーい新作アルバム「フォズベリー」ではソウルやヒップホップなど、モダンなアプローチも取り入れてるそうで、また新たな一面を見せつつも「ポップ」であることは変わらずにtahiti80を楽しませてくれるそうです。

 

変わらず…、あれ?ペドロさん太ってない?やっぱ、楽しんでるんですね…。

 

fosburyイベントの入場整理券をゲット!

2005.2.24(木)

 

かったるい短期集中講義の最中、私の携帯にメールが届きました。こんな時間に珍しい、だれだ?と思ってメールを見ると、東京の大学に通う友人からでした。メールの内容は以下の通り

 

友人「タヒチの新譜買ったらイベント入場整理券もらっちゃった(^^)」

返信「えー、いーなぁ…、俺も行きたいよ(-_-;)。」

友人「実は2枚あります。」

 

ええーーーって思いましたね、ぼくいってもいいんですか!!??!?!?!?って。ええーーーーって思いましたね、あぁ、どうせ「もう友達と行く約束したんだー」というオチがあるんじゃないかと。期待と不安が入り混じる中、ストレートに変身して見ます。

 

返信「誘ってくれてんですか?」

友人「そうだよ!」

 

をををおををおををををををーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!っと、誘ってくれてたんです!やったー!ってほんとに!もう、うれしくてうれしくて。集中講義の間中ウキウキで今でもウキウキで…はぁ、持つべきものは友ですなぁ、とか思っております。

 

そういうわけで、行って参ります、タヒチに会いに。握手しに(そっちが目当てかい!)。楽しみです。

 

しかし、どうやって2枚手に入れたんだろ?きいてないや…。2枚買ったのかな?それもメールできけばいいんじゃないかと思い、メールしてみました。

 

…………

 

返事こないや…

 

考察

最後は「返事来ないや…」で終わっていますが、私の記憶によれば2枚買ってくれていたのでした。本当に嬉しかったな。

 

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ちなみにこの友人とは2008年のTHE WHOの来日コンサートや昨年末のKing Crimsonのコンサートにも一緒に行きました。この当時は、友人が東京。私が地元でしたが、今は逆になったんですね。それもなんだか感慨深いなと思ってしまいます。

 

tahiti80のコンサートは来日するたびに行っていたと思いますが、BALLROOMリリースの際の横浜ベイホール公演以来ご無沙汰です。先日、ベイホールのあたりを散歩したのですが、懐かしかったなぁ…。

 

fosbury発売記念イベントの話はこちら

 

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