結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

マフラーに纏わる30代男性の冒険譚。意外とあの柄巻いてる人多いなとは思っている。

2008.1.19 社会人1年目

 

作業場のミニ新年会参戦前の、エレベーター待ちでの一コマ。その場には僕と一回り年上の主任がいたのだ。

 

 

マフラーが気になる

僕(新人)「そのマフラーあれですね。かわいい感じですね。」

 

主任「これ、安かったんだよー。」

 

僕(新人)「なるほど。」

 

実は、なるほどではない。30を超えた男の首を巻く、短く細めで白と黒とグレーのチェックのマフラーは明らかに違和感があった。

 

新年会にて

案の定、ミニ新年会でお洒落な女性の先輩につっこまれていた。

 

女性先輩(2年目)「それ、変ですよ!!これでも結構控えめに言ってるんですよ~!」

 

と。 

 

その言葉に、微妙に傷ついた表情を見せた主任は「ど、どこが悪いんだよ~、言ってくれよ~」と言ったのだが、「察してくださいよ~!」と、言われ真意を辿れず終いであった。

 

翌日

翌日、出勤してきた主任は、隣の席の女性社員(10年目。前日新年会非出席)に、スーツの上に例のマフラーを巻き、尋ねた。「これ、どう思う??」と。

 

 

「率直に言ってくれ。」

 

 

「ち、近寄りたくない感じですけど…」と、戸惑いながら女性社員は答えた。「あ、そうか」と、何かに気づいた主任。今度はスーツの上にコートを着て、どの上にマフラーを巻き、「これで、どう思う??」と、主任はまた尋ねた。

 

 

「ま、マフラーのことですか??」

と、女性社員。

 

「そうだ。」

と、真顔で微妙に内股の主任。

 

 

「別に、何も感じないですけど…、どうかしたんですか?」

と女性社員。

 

実は…と前日マフラーに関して非難されたことを説明する主任。「だから何が悪いのか教えてくれっ!」と女性社員に縋る。

 

女性社員「マフラーの巻き方が彼女の感性にあわなかったのかもしれませんね。」

 

主任的解決 

主任的には解決したようだが、実際は何も解決していなかった。さすが上司を立てる女性社員の先輩はすごいなと感じた1年目社員であった。

 

考察

こんな感じの柄(白と黒とグレーのチェック)なんですが、結構お洒落に無頓着な男性が巻いている印象です。そして結構見かけます。

 

 

きっと無難だと思って見に付けるのでしょうけど、白と黒を使うのなんてものすごく難しいし、似合う人が限られるコーディネートだと思っているので、「よく選べるなあ」と感心してしまうのです。

 

この後、この主任は女性社員の攻撃に耐えきれず、新たなマフラーを買い替えるのですが、

結局こんな感じの柄が変わっただけのマフラーを選ぶという愚行に出るのです。このタイプのマフラーも身に着けている方多いですよね。きっと無難…(以下自粛)

 

以前、この主任(後に係長)の特集記事を書きましたが、仕事においてもセンスがない人で、部下でありながら可哀そうだと思ってしまう人でした。

 

young.tonymctony.com

 

部下である私を「しょうがないなあのび太くん」的な心情にさせて成長を促してくれたのかもしれません。私にとっては「ああはなるまい」としか思えないスバラシイ反面教師です。