2016.7.9(土) 社会人10年目
ああ、私の社会人キャリアもついに2桁代に突入したのか。という感慨に耽ることもなく、惰性のように過ぎていったあの夏。
2016年の夏(社会人10年目)
この夏が暑かったのか、涼しかったのかは全く覚えていない。ただ一つ言えることは、社会人1年目の夏とは全くの別物だったということだ。
7/4(月)
最近は頓に使う言葉が少なくなったように思う。語彙力が増えていないのかと思い、その原因を調べてみる。
信憑性の疑わしいネット上の記事を漁って得た情報によると、語彙力が足りないのは、「ヤバイ」「マジ」「本当に」などのアブストラクトな言葉を使いすぎているためらしい。
なるほど…(←これもアブストラクト)
常々、「君には語彙力がない」と虐げてきた後輩に調査結果を報告するに、「マジっすか!?マジヤバイっすね!やべえやべえ。」という感想が返ってきた。
7/5(火)
階段を降りる際、先人がこれでもかというぐらい靴音を響かせるので、気になって歩き方を観察するに、踵からペンギンのように降りていた。足でも悪いのかと思っていたら、平地の歩様を見るにそうではないらしい。
席に戻って後輩に「君、階段を降りるときに踵を着くかい?」と問うたら、急にどうしたのかと訝りつつ、爪先からと答える。
どうしてそのようなことを訊くのかと問われ、事の顛末を子細に語ると「よくそんなところまで見てますね。」との返事。
そりゃ気になるだろうと返したが、確かに私は気にしすぎなのかもしれない。
7/6(水)
一緒に仕事をしている後輩が、午後から健康診断で不在のため、仕事が捗る。定時に退社し、帰路についた旨を連絡すると「今日はNくん(後輩)がいなかったの?」と返事が来た。よくわかっている。
7/7(木)
七夕に食べるものはなんだろうかと数年前に調べたところ、素麺とのこと。以来、健気に七夕には素麺を食している。なんてことはない。
7/8(金)
残業を終えて、作業机からエレベーターホールへ向かう道に歩きスマホでのんびり歩く奴が現れる。目前をふらふら歩かれるので抜かそうとするに抜かせず、早く帰りたいのに邪魔で仕方ない。
結局エレベーターホールまで同伴してしまった。歩きスマホの彼と共にエレベーターを待っていると、待機位置から一番遠いエレベーターが到着した。足早に乗りこみ、一瞬さっさと閉めてしまおうかと思ったが、大人げないのでやめた。
今週の一冊
八月の六日間/北村薫 著
この物語に触発されてこれを書いたわけではないのだ。決して。