レビュー日:2007.9.2(日)
昭和33年、東京タワーが完成する年の東京。戦後成長期にさしかかる頃の人々の生活を描いた、心温まる作品。
ALWAYS ~三丁目の夕日~
青森の神童O宅に泊まったとき、この作品のコンビニ漫画版が置いてあって、「お前がなくしちまったものがたくさん詰まってるよ」と評し、絵があまり好きではなかったので酷評したら、
「お前は腐ってる!」
と言われてしまったのを思い出しました。
この作品はとてもいい。クサくてたまらない感じが、いつもなら、泣かせるためにある映画とか言ってしまいそうなのに、そんなこと思えないぐらい良かった。
最後は涙でした。
何か映像作品を見たくなったら、迷わずオススメ。何も考えずにのんびりと2時間過ごしてください。って言える映画。
アクション性や、謎解き、サスペンスはないのに、ここまで響く作品はなかなか無いと思います。
考察
当時、社会人1年目で一人暮らしを始めて疲れていたからか、この映画が本当に沁みた記憶があります。続編か続々編かを友人Oを誘って映画館で観てしまったぐらい。
「お前がこういうのを観たいと言うなんて珍しいな!」と友人Oが嬉しそうな顔で笑っていた記憶があります。そのぐらい当時の私は弱っていたということか。