結婚することも育休をとることも夢にも思わなかったあの頃

大学時代に書いていたブログ記事をリマスター及び考察しながら載せていこうと思います。恥ずかしい思い出や今より稚拙な表現等ございますが、ご容赦ください。

The Boy With No Name / Travis

レビュー日:2007.9.2(日)

 

THE BOY WITH NO NAME

英国を代表するバンド、トラヴィスの4年ぶりのアルバム。これまでのキャリアを包括し、新たな一歩を踏み出した作品。心温まるフランの歌声は健在。

 

5月に発売されたわけですが、中身がこれから夏にさしかかる感じじゃねー!と思いつつも、冬でもないんだよな。季節感を感じさせないアルバム。

 

Travisの作品の中で一番安心して聴けるかも。

 

やんちゃなファースト「Good Feeling」メランコリックに変身したセカンド「The Man Who」バラエティに富むサード「Invisible Band」ダークさが深まった「12Memories」

 

どれもこれもいいアルバムなんだけど、どれもずっと聴いていると、悲しくなるというか、めっちゃくちゃ冬な感じの作品が多いため、内省的になる作品という印象がありました。

 

が、本作はそうではなく、暖かさと慈愛に溢れた感じで、安らぎますね。

 

曲の感想

いくつか曲の感想を。

 

3 Times You Lose

「あ、12Memories」みたいなのまた出したのか…と思いましたが、その後は違いましたね。こういったアルバムになら1曲あってもいい曲調です。

 

Selfish Jean

今までにない感じのアップテンポで驚きました。弟が、「わがまますぎるけど、かわいくてしょうがない!」なのか「わがまますぎてつらいよー!」なのかどっちなんだろう!?と解釈に悩んでいました。正直どっちでもいい…。

 

Closer

Travisが得意なメロディライン。これを今までより更に優しく歌い上げています。大好きだよこういう曲!

 

総評 

これまでの楽曲で見せた良いところを存分に活かしつつ、新たな楽曲に昇華させてる印象を受けました。

 

これから聴く方は是非、ここから♪

 

考察

いいアルバムでしたよね。このアルバムと次作のOde to J.Smithは甲乙つけがたいほどいい出来だと思っているのですが、本作の方が遥かに評価が高いです(J.Smithは酷評されていた気が…)。

 

2007年は就職した年だったこともあり、様々なことが新鮮でしたから、その時々で聴いていた曲が思い出に残っているのかもしれません。Travisの中で好きな曲を選べと言われたら、closerを選びますし。プロモーションビデオも素敵でしたよね。スーパーマーケットでやんちゃする映像が。

 


Travis - Closer (Official Video)

 

これから10年以上経ってるんですよね。この時でもボーカルのフランに対して「年取ったなぁ」と思ってたんですけど、今はなんと言ったらいいのやら…。