2006.12.20(水) 大学4年生
トライセラのツアーが終了しましたね。メンバーの皆様、お疲れさまでした。(追記:勘違いしておりました。名古屋がファイナルでしたね)
ということで、トライセラにちなみまして、本日ははじめて買ったジーンズのお話をいたしましょう。
はじめてのジーンズ
きっかけはトライセラトップスのファーストアルバムに収録されている曲、「復刻ジーンズ」でした。
中学三年生の冬休みにお年玉で買ったのです。それまで服に全然興味なかったので、何がいいのかさっぱりだったのですが、だからといって友達に聞くのは恥ずかしいしなぁ…と思い、ライトオンやマックハウスなどのお店に無料で置いてあった、リーバイスやエドウィンのカタログなどで研究した覚えがあります。
ブーツカットとかフレアとか、タテオチとかヒゲとか、とにかく用語を片っ端から読みあさっていました。
いざ購入
調査が一段落し、いざ購入!と意気込んでライトオンに行きました。お目当てはカタログに載っていたジーンズです。確か、リーバイスの607という型でした(6000円ぐらいの廉価モデル)。
目当ての商品を見つけたのですが、自分のサイズを知らなかった僕は、「どれがいいんだろう?どれにすればいいんだろう?」と迷いに迷い…(試着してみればいいのにねぇ)
一時撤退!
ひとまず、家に帰ってメジャーでウエストを測り、父のジーンズを試し履きし、自分のインチが29であることを知り、別の日に再度潜入することになりました。
再潜入
そうして再潜入し、「もう迷わないぞ」とばかりにお目当てのジーンズの29インチを手にし、勇み足でレジへ向かいます。
しかし、店員さんに「裾上げしますか?」と問われたところではじめて、「裾上げする必要があるのか」と気づいたのです。コミュ障気味だった僕は少し焦ってしまったのですが(店員とのやり取りは極力少なくしたいので)、自分じゃできないものなのでお願いするしかありませんでした。
そして裾上げへ
裾上げのため試着室へ入り、初めてジーンズに足を通します(合ってたからいいものを、合ってなかったらどうするつもりだったんだろう?)。
短足だと思われるのは嫌だな…と思い、ちょっと長めに採寸してもらいました。その後は裾上げ作業完了まで店内をうろうろすることに。ジーンズに限らないのですが、裾上げ完了を待っている時間ってもの凄くドキドキワクワクしますよね。
裾上げが完了したジーンズを受け取り、家に帰って早速履いてみたときの気分は、これ以上ないってぐらい最高でしたね。「これがオレの相棒だー!!!」って感じ。
BGMは復刻ジーンズ
せんたくしちゃ だめなんだ はきつづけろー♪と和田師匠がおっしゃっていたので洗濯しませんでした。
まいんちーはいてーあじのでーたーとこをー♪と和田師匠がおっしゃっていたので家に帰ったら毎日履いておりました。
しかしある日、悲劇がジーンズを襲うのです。
悲劇の顛末
といってもありきたりな悲劇なんですけどね。洗濯されちゃったんです母に。
洗濯されないようにジーンズを脱いだ後、脱衣物かごの中に入れずに別の所において入浴していたのです。しかしそのことを忘れて、入浴後もジーンズを置いたままにしてしまったのです。
翌朝、気づいて急いで取りにいくと、置いた場所にジーンズがなく、母に尋ねると洗濯してしまったとのこと。
半泣きだったね。母に当たったね。罵声浴びせたね。母に怒られたね。
僕「なんで洗ってんだよ!」
母「洗濯して文句言われるとは思わなかったわよ!」
とね。
その後
洗濯され、手元に戻ってきたのは変わり果てた姿の(そう見えちゃうんだよね)ジーンズでした。
彼への愛情はそれで尽きてしまい、数年後には彼に別れを告げることになるのでした…。
よい子のみんなは事前に洗濯する人に説明して裏返しにして洗って貰おうね♪
P.S。最初のジーンズとあわせるために一緒に白のタートルネックセーターも買いました。あれはいったいどんな趣味だったんだ…。
考察
これが、初めて自分のお金で服を買った経験だったと思います。それまでは服には無頓着で、親が買ってくれたものとか、祖父母が誕生日に買ってくれたものとかを着ていたのです。
中学3年生といえば思春期真っただ中ですから、様々な事情があって私もお洒落を楽しみたくなったのでしょう。あの頃、私のことをダサいって言ってた友人の服装を思い出してみるに、大して格好よくなかったんだよな…。なんて相当根に持っていたことを思い出しました。
そうして高校生になって、お洒落になるどころか、ダボダボの服を着てさらに野暮ったくなったのはまた別の話です。
ちなみにトライセラの「復刻ジーンズ」は、この15年後ぐらいにGRAPEVINEとの1stアルバム再現対バンツアーで生で聞くことができました。この、初めてデニムを買った時の記憶が蘇ってきたし、とてもいい時間だったな。